備えても備えても心配な小学校1年生。私は特に1人目と一緒に迎えた小学校1年生は、転職直後だったこともあって、やっていけるのか漠然とした不安を感じていました。
有給は足りるんだろうか
お弁当作って~~★
以前の記事でお伝えさせていただいた2点の他に、
- 小1の壁は社会問題!>>小1の壁とは?社会課題であって私たちのエゴではない!心のケアが重要
- 備えておくことが重要>>小1の壁対策! 事前に備えておくとよいこと
今回は「備える」ではなく1年間の「様子」をお伝えできればと思います。
いざ1年を終えてみると
なんとかなる
というのが正直な感想ではありますが、想定外のこともあったし、想定通り大変だったことも。兄弟でも様子が異なりましたが、2人目の方は慣れていたので、リアルな最初の1年間の様子、イメージが伝われば幸いです。
小1の壁の山場は3月・4月・夏休み
よく言われる小1の壁の山場は入学式・新生活スタートの4月と、長期休みの夏休みです。ズボラな私は準備を怠ったこともあり3月の準備も大変でした。
準備の山場:3月の入学準備
卒園式もあって鑑賞に浸る3月。卒園式後も保育園は3月31日まで預かってくれます。新生活が始まると頭では分かっていてもギリギリに準備をしようとすると間に合いません。
- 学校の準備:手作業が必要なものもある。名前書き修行
- 通学の準備:学校までのルートを子供が覚えるのに時間がかかる
- 学童の準備:学校と学童を理解していないと不安になる
学校説明会(2月頃)が終わったら準備開始しておく
学校の準備は手作業が必要なものもある
購入でなんとかなるものも多いのですが、ギリギリに買いに行くと売ってない・人気の柄がないということも。購入出来たものは以下↓
- 上履き袋
- 体操着袋
- 給食袋
- ナフキン
- ぞうきん(セブンイレブンで売っていた)
早めに選べば選択肢も豊富、自分で作らなくても手芸屋さんで頼むことも可能
一方で購入不可、自分で作らないといけないものもありました。
- 防災頭巾(椅子に掛ける必要があるなど細かく指定、既製品では対応不可。
- ゼッケン(指定のサイズに書いて縫わないといけない)
ゼッケンにいたっては毎年夜な夜な縫っています……
鉛筆一本一本に名前を書く、計算ブロック1つ1つに名前を書く、といった作業はもはや修行のよう。
時間に余裕があれば、名前入りの鉛筆を購入したり、親戚に入学祝いのプレゼントに頼んでおくこともできます。
通学の準備は絶対しておいたほうがいい
ついつい、保育園が3月31日まで預かってくれることもあり、怠ってしまう通学ルート。すぐそこ!なのに意外と一人だと行けなかったりします。
うちの子は道に迷ったことがトラウマになり、秋まで一人で行けなくなりました
子供にとっては大冒険。出来れば一人で行かせたり、普段から通るようにしておくべきです。
学校が終わったら学童に行くということを理解しておく
学校と学童、二つも新しい生活が始まるため混乱しがち。学童のイベントや見学会などがあれば積極的に参加しておくと良いです。
早めに学童に慣れて居場所として落ち着くことが出来たら、安心して小学校生活をスタートできます。慣らし保育は当たり前だったけど、学童はいきなり朝から晩まで、子供のストレスは大きくなりがち。少しでも
学校終わったら、楽しい学童がある
といった気持ちになると良いスタートを切ることが出来ると思います。学童は公立学童が全てではなくさまざまなアフタースクール等もありますので、1人1人に合った居場所を見つけたいです。
>>【学童の選び方】3step9つのポイント【子供の表情】は?|民間学童が正解とも限らない
変化の山場:4月の学童スタート&入学直後
いざ4月、子供も親もドキドキの新生活がスタート。4月に慣れておけないと5月に響くので丁寧に過ごしたい時期です。
学校……行きたくない
- 4月1日:開始日は学童による。預ける場合はお弁当がスタート
- 4月5日頃:入学式。しばらくは1-2時間で帰る
- 4月10日頃:宿題が始まる
- 4月15日頃:給食が始まり、軌道に乗るはず
4月1日学童スタート、お弁当が始まる
学校併設の学童は入学式以降だったので、場合によっては入学式まで預け場所を探すか有給を取る必要があります。
子供の通う学童は、4月1日から預かり可能だったため、4月1日からスタート。先に学童に慣れるのは大変ありがたいです。
想定外だったのはお弁当。昼食サービスも使おうと思っていましたが、子供が、絶対お弁当がいい!!と主張。聞くとあまりおいしくないそうで、栄養も偏っているようす……。自分のお弁当ならまだしも子供には安全面も気を使います。
朝のお弁当時間確保は大変でグッタリ
4月5日頃入学式、しばらくは1-2時間で帰る
入学式は有給をとりのんびり家族でランチをしました。しばらくは短時間で帰宅しますが、民間学童に通うわが子は、学校併設の学童に行き、そこから民間学童のお迎えに来てもらって学童に行く、という生活を始めました。
学童生活を楽しんでいるようなのは良かったのですが、子供に様子を聞いても、学童の事しか教えてくれず、学校で言われた持ち物なども忘れることがしばしばありました。時間が短いこともあり、学校の事は忘れてしまうようでした。
?
持ち物等は夕方もしくは朝、きちんと時間を取って一緒に確認する必要があります。
忘れる癖がついたり、自己肯定感が下がるのは避けたい。
4月10日頃からは宿題が始まる、要チェック
宿題と言っても、音読やひらがなプリントなど簡単なものが多いのですが、習慣にするのは大変です。学童でやってきたと言いますが、忘れることもしばしば。
学童でもそこまでのサポートはしきれないため、きちんと確認してあげる必要があります。
保育園は預けて迎えにさえ行けば後はさほど問題にならなかったですが、小学校は生活習慣を整えるという難しさがあります。
最初に慣れることが大事
4月15日ごろからは給食が始まり軌道に乗る
待ちに待った給食!段々生活にも慣れてくるはずです。
お弁当からも解放!
栄養のある温かい食事が出るとはなんとありがたいことか……少しは夕方や朝のチェックも余裕を持って見てあげらるように。
もちろん子供にもよりますが、4月中いっぱい丁寧に乗り越えることができれば軌道に乗ることが出来ると思います。
ここで無理をすると、オンオフのギャップが大きすぎてGW明け学校に行くのが負担になる子も
生活の山場:夏休み
夏休みはやっぱり大変だったのはお弁当でした。夏休みだけ、民間の学童に通う日数を増やすお友達もいました。
- 子供は学童へ、夏場の弁当は気を使う
- 自由研究・宿題は昔ほど大変ではない
- 長期休み、子供にどんな経験をさせたいか
子供は学童へ。夏場の弁当は気を使う
子供は、朝歩いて学童へ行ってほしかったのですが、少し遠くて道が不安とのことで、毎朝送迎することに。保育園に妹がいるので、逆方向にダブル送迎となり少し大変でした。夫の協力がないと大変でした。
保育園担当と学童担当に分けよう
さらに大変だったのはお弁当……私がお料理苦手なだけかもしれませんが、朝準備するのが大変でした。しかも夏場は痛まないかヒヤヒヤ。
朝型なので朝仕事がしたいのに……
朝ご飯が炊けていなくて、パン屋でパンと野菜ジュースを持たせた日や焼きそばを詰めた日もあります。(その方が子供にはウケも良かったり)
わーい、パン!
自由研究をはじめ、宿題はさほど大変ではない
心配していた夏休みの宿題・自由研究はさほど大変ではなかったです。
ちょっと足りなくて心配になるくらい
自由研究や読書感想文は、そもそも必ずやらなければならないということもなく、旅行先で作った作品などを持ってくる程度の人も。
一方で凝った自由研究をやって、たくさん読書をする人もいます。人生どちらがプラスになるかは明白。逆に大人が誘導してあげないと、ただ遊んで過ごすことにもなりかねません。(たくさん遊ぶことも内容によっては大切な経験です)
長期休み、子供にどんなことをさせたいか
保育園では旅行のモチベーションが主だったけど、小学生向けの様々な教室やイベントも開催されています。働いているからと言って退屈な日常ではなく経験をさせてあげたいなぁと思うようになりました。
使った有給は9日間!朝の登校渋りと弁当が想定外に大変
いざ、小1の壁を振り返って、1年生の1年間でどのくらい1年間で有給を使ったのか、お弁当を作ったのか、を振り返ってみると、有給を使った日数は9日間、お弁当を作った日は39日間、となりました。
心配していた有給は意外と足りた
小1の壁を理由に直前に転職をしていた私。(>>体験談はコチラ)有給休暇は法定最低限の日数しか付与されないため、はたして有給が足りるのか、心配していました。
取りやすい雰囲気であることは事前に確認していたものの、初年度は10日間
会社によっては試用期間は有給が取れないので要注意
結果……旅行等も含め、最終的に使った有給は9日間でした。あくまで私の場合ですが、5日間は必須、子供の様子を知るためにはもう1-2日、お休みを楽しく過ごすために+3日程度で、10日程度捻出できれば乗り切れたなと言う印象です。ただしリモートワークが出来る条件で。
リモートワークできないと、もう10日は休みが必要
家族分担できれば半分、1人5日程度で何とかなる
3日間は有給必須だった
- 入学式…0.5日
- 防災引き取り訓練…0.5日
- 個人面談…0.5日
- 体調不良…1.5日
入学式は平日ど真ん中に行われるので有給必須。困るのは学校の年間行事日程が定まるまで、日程が確定しない事。慣れた職場ならいいのですが、「この辺どっかで休みます」って調整しづらいです。
防災引き取り訓練も日程が決まっていますが、秋ごろだったのでスケジュールはしやすく、個人面談は複数日程から選べるので、こちらも計画的に取得が可能でした。
体調不良は保育園の時のような呼び出しは1度だけ保健室から電話がかかってきたことがありますが、基本的には前の日の晩や朝判断をして休ませることが多かったです。我が家は夫婦双方が在宅勤務を選べ、小学生ともなると、保育園の時のように仕事を邪魔される…ということはないので病児保育は使わなくても、家に誰かいればやりくりができました。それでも病院に行ったり後で述べる登校渋りで1.5日くらいは有給を使うことがありました。
こうやって見ると意外と少ない..?
リモートワークができないともう5日程度は必須
+3日(計6日)で様子が把握できた
- 入学式の午後をゆっくり過ごす…+0.5日
- 授業参観・保護者会参加…+0.5日×2回
- 個人面談…+0.5日
- 体調不良時の看病など…+1日
入学式後、学童に預けているご家庭も多くいらっしゃいましたが、のんびりお昼を食べて有給。(多分)多少は不安を取り除けて良かったと思います。また、子の通う学校では、個人面談のうち、年初の1回は必須参加でしたが、年後半の1回は希望制。正直大した話はしないのですが、子供が通う教室で先生と直接話すことで雰囲気や様子が分かり、行って良かったなと思っています。授業参観や保護者会は4月から段々と参加者が減っていく印象です。年3回ほどありましたが、1回は時間が短かったので、半休を使わずに参加、もう2回は半休で参加。これも子供自身も来るかどうかを気にしていて、行けてよかったと思っています。
保育園のように手に取るように様子が分からないので、正直このくらいは参加できるとよいかなと
+3-5日間(計10日程度)で楽しむ余裕が
- 学校の平日休み…x日/3日 (我が家はこのうち1日)
- 夏休みのお出かけ…x日/約30日 (我が家はこのうち2日)
コロナ禍でなければ、夏休みにもっと旅行に行きたかった。
保育園にはなかった平日休みがありますが、預けようと思えば学童に預けることも可能です。子供側から
学童で友達と遊びたいから行きたい
なんてこともあって、有給確保していたけどキャンセルしたケースもありました。一方で、ディズニーランドに行くなどお出かけのチャンスでもあります。わが子の通う小学校では、市制記念日・開校記念日・運動会の振替休日がお休みでした。
夏休みはどこに行っても混んでいるので……!!
朝の登校渋りと39日間作ったお弁当の大変さが予想外
想定外だったのは、朝の通学と長期休みのお弁当でした。
朝学校に行けなくなって秋ごろまで一緒に通学
息子は4月に道に迷ってしまったことがトラウマになったのと、学校になじむのに時間がかかり、朝登校についていく必要がありました。集団登校だと思っていたのですが、住んでいる地域では集団登校はありませんでした。
ひとりじゃ学校行けない
朝8:00-8:30、一緒に登校。本来朝型で、早く出社して早く帰るスタイルが好みでしたが、早い出社は割り切って諦めました。
本人も、どうしていいか分からなったようで、今思えば心の成長期で本人なりに葛藤していたのだと思います。ここで無理をしていたらそのまま不登校になっていたかもしれないと感じています。今聞いてもあまり覚えていないようです。
何のこと?
在宅勤務など出来ていなかったら多少無理をして行かせようとしてしまったかもしれません。
長期休みのお弁当は39日間、意外とストレス!
民間の学童で有償の昼食提供もあるため、使う気満々だった我が家。ところが子供がそれを拒否。
ぜーーーったいお弁当がいい
(じゃなきゃ行かない)
量も多いし、おいしくないとのこと。周りの子がお弁当の中で自分が違うという事が嫌、という感情も芽生えてきたのかもしれません。
お弁当作りほとんどない保育園だったから、これは誤算かつ大変……
結局39日間お弁当を作る必要のある日がありました。前述のとおり、朝ご飯が炊けていなくて、パン屋でパンと野菜ジュースを持たせた日や焼きそばを詰めたり、料理の苦手な夫でも対応できるよう作り置きを工夫したり、試行錯誤。1日2日のイベントならいいのですが、毎日続くとドッと疲れました。
自分自身はタッパー弁当に落ち着いて、会社にも週2-3はお弁当を持参していますが(>>【時短】ズボラ母が何年も続けている【楽ちん】タッパー弁当|ジップロックが最強!)、それでも子供の弁当となると気を使うし、悲鳴を上げたくなりました。これは今も試行錯誤中です。
まとめ:備えるに越したことはないが、楽しく乗り越えられる
ここまで読んでいただきありがとうございました。
小1の壁は飛躍の時、少しでも余裕を持った生活が出来ればと思います。このブログでは小1の壁を乗り越えるヒントや、そのために時間を作る方法、働き方の見直しなどについて、体験談をもとに発信しています。
本当にお勧めできるものだけを紹介しているので、良かったら参考にしてみてくださいね