大企業でワーママ辞めるのはもったいないなぁ…と悩んだ8年前の自分へ

転職
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まわりから早期退職が話題になる一方で、母には手厚い大企業。保育園児を連れて、ワークライフバランスもそれなりに悩みながらも、働く母は守られている!

・・でも・・でも・・楽しくない・・どころかしんどい!!

環境としては恵まれているけど、子供たちと会話するようになる5年後、10年後どうなるんだろう……

と思った、8年前の私。

うじうじ悩んで、重い腰を上げて2年かけて、転職を決めたものの最後やっぱり迷ってしまう。迷う理由は「もったいない」という言葉!

ともだち
ともだち

うちの会社、福利厚生もいいし、退職するのもったいよー

上司
上司

ぜひまるさんには自分のペースでいいから頑張ってほしい。家の奥さんは主婦だけど、これからは女性も活躍する時代、もったいないなと思うよ。

おっと
おっと

クビにはならんだろうし、パートは同じ仕事でも薄給。退職もったいなくない?

父

せっかく大学院まで出て希望の研究職について、子育てにも優しいのに…もったいなくない?

先輩から、友人から、そして家族から、それはそれは何人にも言われて心が揺れました。

が、今、昔の自分に言えることは、大企業だからといって、辞めることはもったいなくないです。

その後、転職してさらにその5年後に退職までしてしまった私ですが、何一つ後悔はありませんし、むしろ大企業を辞めた経験は私の糧になっています。

私の体験談がどなたかのお役に立てば嬉しいです。

この記事でお伝えしたいこと
  • もったいないと感じる理由は大企業の制度と安定によるところが大きいが、「安定」はこれからも安定とは限らない
  • 迷うのは家族への罪悪感と漠然とした不安
  • 私の場合、その罪悪感や不安を整理してみたらクリアできた!
  • 大企業をやめて8年経った今後悔はなし!

転職の体験談はコチラ>>実際に【ワーママ転職】で私が使ったサイトとその感想(ほとんど辛口…!?)

大企業の制度と安定…確かに辞めるのがもったいない面はある

手に入れるのも人生それなりに大変だったしな

働く母にとって大企業は非常に働きやすいのは事実。これは今でもそう思います。しかも女性の比率を上げようと待遇はむしろいいぐらい。これを手放すのはもったいないという意見も納得できる。今や産休育休を取るのは当たり前。

特に大企業は安定とされ、人数が多く売上も大きいため社員でカバーしあうことができ、より充実した制度になりやすいと言えます。

私も2度育休をとりました。転職したベンチャー企業と比べても安定だったと感じる。

産休や育休がデメリットになることは少なく、むしろ女性の方が有利なんて話も。私のいた会社も実際そうで

  • 昇進候補が二人いた場合、同点だったら女性の方を昇進させる
  • 女性のみの採用枠がある

なんて話もありました。

男性の間では逆差別…なんて話も!

間違いない市場価値。でも、それって、私の、あなたの価値観なんでしょうか??

価値観は人それぞれ。市場価値=あなたの価値ではない

たくさん稼げるひとが価値が高いとされる。その前提であれば確かに大企業を辞めることはもったいない。でも価値観って人それぞれではないでしょうか。

むすこ
むすこ

子供が小さいのは今だけ

くま
くま

いろんな経験をするに当たっても、今日が一番若い日。

時間をどう使うか決めるのは自分次第

正直子供はなんとかなる。学童だって、保育園だって充実しているし、でも自分が後悔しないのが一番と、今も私は思っています。

さらに、本当に大企業=安定とは限らないのでは?

さらに、安定の大企業とはいえ、これからも大企業=安定とは限らないというのは、ニュースでも話題になるところ。

私のいた会社も突然の大リストラがありました。

世の中のニュースに目を向けると、日本の企業でも、早期退職が増えているという事実があります。2025年現在、景気が良いので目立ちませんが、実際私が転職した後、コロナ禍では非常に多くの会社で早期退職のニュースがありました。

働き方が多様化する昨今、終身雇用は崩れ始めていると言えます。いつ景気の悪くなりその時どうなるか、それは誰にもわかりません。

関連記事:>>外資系リストラの実態~30代でも・日本企業だって将来ありうる~

私の場合…家族への罪悪感とそのまま働くことの不安

いいのかしらこのままで

ちなみに、自分がなぜ安定していると言われる大企業から離れて環境を変えようと思ったのか思い出してみると、漠然とした家族への罪悪感となんとなくの不安で、特に家族(主に子供)への罪悪感が大きいものでした。

日々の罪悪感の積み重ねはいずれ大きなものに

  • 今日も遊んであげられなかったな…
  • ごはんお惣菜だらけになっちゃった
  • イライラして当たってしまった

あげればキリがないほど!

だましだましやっていました

でも、そのときはやり過ごせても、後で段々その違和感が大きくなり、ある時、あふれだしてしまうんですよね。私の場合は小1の壁目前に言われた子供の一言がきっかけ。

むすこ
むすこ

ママは明日もいっぱい仕事いいなぁ☆

保育園=楽しいこと、だった息子にとって、私が仕事に時間をかけていることは楽しんでいることに見えたのだと思います。この時、本当に心から仕事を楽しんでいたら、迷いがなかったら、この一言に戸惑うことはなかったのだと思いますが、かかえていた罪悪感と不安から、感情が溢れ出してしまいました。

8年たった今でも言われたことをよく覚えています。

関連記事:>>小1の壁なんて無縁!が崩れた「ママ明日もいっぱい仕事いいな」退職と悩んで転職

そして慌ててゼロから準備をするのは非常に大変!少し心の余裕を作ってと過去の自分に伝えてあげたい。

大企業というものへの漠然とした不安..

実は大企業は全労働人口の1%。実はとっても狭い世界。

せんせい
せんせい

大企業の人は大企業から大企業しか転職を考えない傾向がありますが、1%の世界で物事をみていることになります。

転職活動をしたり、主婦の友人と話すことで世界が広がりました。

大企業は仕事をみんなで分担する、というシステムなので、一人一人に与えられる仕事は細分化されている特徴があります。

大企業であればあるほど優秀な歯車の一つであることが求められます。

一方で小さな企業で働く今、営業・マーケティング・技術から法務までなんでもやらなければいけません。

今はサラリーマンそのものを辞めてしまいましたが、ベンチャーでの経験はかけがえのないものになりました。

過去の自分に背中をおしてあげたい理由とアドバイス

あふれてからでは大変!

「大企業、手放すのはもったいなくない!」と過去の自分の背中を押したい理由は、今何より私が今楽しんでいるから!というのが一番です。

不安がないか?といったらありますが、大企業に勤めていた経験と同じくらい、ベンチャー企業で働いた経験は自分の糧となっていますし、無職になったらなったで経験できる世界が見えてきています。

納得して小学生と過ごす時間を楽しく過ごしています。

人生は一度きり!後悔のない、自分の価値観を信じて!と過去の自分に行ってあげたいなと思います。

もやもやにはフレームワークもよい

私がとことん考えてみるときに使ったのはWill-Must-Canのフレームワーク!

WILL-MUST-CAN

私はこの話を、会社の10年目研修で知り、心に刺さりました。

研修で、「やりたいことがこの会社にない」と気づかせてしまうなんて皮肉…

大企業はこういう制度が充実していて良いですよね。

やっぱり外の世界に答えがありそう?転職のイメージ

仕事も業界も変える!というチャレンジは応援したいけど、若い人が有利、母にはオススメできない。

まずは片足そのままで、想像してみると分かりやすい

  1. 同じ仕事、同じ業界で転職する (難易度☆ 効果★)
  2. 同じ仕事か、同じ業界で転職する(難易度☆☆ 効果★★)
  3. 働き方目線のチェックも忘れずに
  4. キャリアブレイクだって選択肢

1.同じ仕事、同じ業界で転職する

これが一番転職のイメージ?

もやもやの原因が”会社”に問題があるのであればこれで悩みは解決すると思われます。

  • 勤務地が遠くてワークバランスが悪いケース
  • 残業体質など会社の労務管理に課題があるケース
  • 上司がパワハラなど対人関係に課題があるケース

今とよく似た目の前の求人をみて心が躍らなかった

転勤はあるかもしれないし、変な上司はいるかもしれない・・着替えやタイムカードも意外とありました。

関連記事>>ワーママ通勤時間60分と90分で大違い!実は重要【着替え】と【タイムカード刻み】

2. 同業じ業種か、同じ業界に転職する

たとえば

  • 同じ自動車業界の中で、エンジニア→マーケティングなどと職種を変える
  • 同じエンジニアの中で自動車業界→電機業界、のように職種を変える

私も結果的にこのパターンでベンチャー企業に転職しました!

私は使用しませんでしたが、活用も時間のない人にはコーチングなども便利だと思います。知り合いには相談しにくいですし、プロに言語化を手伝ってもらうのは効率的。以下はZappasさんのHPからの引用です。

人生としての中長期のゴール設計とそこまでの道のりが明確

自分を深く知ることで、自分の軸や価値観が明確に

内省習慣により常に納得感を持った意思決定ができるように

3.忘れないようにしたい働き方目線のチェック

それから私が転職時に集められなくて苦労したのは働き方目線の情報。”働き目線”での会社選びも重要だったと感じています。手当たり次第に転職サイトに登録して、私は結果的に遠回りしたと感じています。次に転職活動するなら、前回最終的に利用したママテラスや時短正社員のリアルミーキャリアど、女性目線で探せるサービスを使いまくると思います。

関連記事>>実際に!【ワーママ転職】で私が使ったサイトとその感想(ほとんど辛口…!?)

4.一度キャリアブレイクも選択肢

働きながら育児をして、そこまで考えられないのも正直なところ、実は私が今この状態ですが、キャリアブレイクして立ち止まる…というのも選択肢です。これも後悔していません。

関連記事:>>子育て優先で退職して3ヶ月【後悔は?良かったこと・イマイチだったこと】

まとめ:大企業を辞めるのはもったいなくないよ!

外にはもっと広い世界がある!

大企業を辞めることは・・全然もったいなくない!、私自身転職後8年たった今も感じています。当時の友人(もはや戦友)とも今でも食事をする仲だったりしますが、自分に納得している人は続けていようが、転職しようが、辞めようが、皆イキイキとしています。

  • 大企業の仕事は一部、外には広い世界が広がっている
  • 大企業がいつまで安定かも誰もわからない
  • 「もったいない」は他人の価値観。自分が納得していればOK

こんな人もいるよ、とご参考になると嬉しいです。以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでもあなたの未来に役に立ったようであれば幸いです。

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