卒園後、小学校に上がったら学校近くの学童保育に行くものと思っていた私。
そんな無計画だった我が家も現在、大手の民間学童にお世話になっています。
たのしぃ
「友達のお姉ちゃんが行っていて楽しかった、親も楽だった」と迷わず選び、結果満足しているのでラッキー感謝極まりないですが、人によっては学童と相性が悪く親子で困窮するケースも耳にします。
疲れてしまった
いじめがあっていけなくなってしまった
保育園時代より心が発達する小学校、生活の大事なスタートで後悔をしない学童保育選びのポイントについて3つのステップと9つのポイントにまとめました。我が家の体験も参考になれば嬉しいです。
※学童は地域差が大きく、子が通う学童・地域に情報が偏っておりますが、一例として参考ください。
学童は選ぶもの!公立が全てではない
「学童」という言葉を聞いて漠然とイメージを持つのは、おそらく「公立学童」
民間委託(川崎市わくわくプラザ、横浜市キッズクラブは(株)理究キッズが運営など)もあくまで公立
多くが学校に併設され、ほとんど費用をかけず預けることができます。
じいじ、ばあばに「学童はかわいそうなんじゃ…」と言われるケースもあるかもしれませんが、多くの場合、自分が育った学校の公立学童のみをイメージされています。
一方、最近は民間の学童を様々なところが経営しています。
今は学童も選ぶ時代!まずは選択肢を知ろう
公立学童と民間学童の違い
公立学童と民間学童の違いを表にしました。
身近な例を挙げましたが、書ききれないたくさんの選択肢!
一口に「民間学童」とい行っても塾や、習い事系が運営しているケースも。
頻度も週5と限らず、週3日だけ利用したり、民間学童に行くためのピックアップ地点として使うケースもあります。
公立学童 | 民間学童 (保育事業) | 民間学童 (塾系) | アフタースクール (習い事系) | |
---|---|---|---|---|
川崎市の例 | わくわくプラザ | キッズベースキャンプ | Kids Duo | ティップネス |
条件 | 両親の就労 | 特になし | 特になし | 特になし |
預かり時間例 (上記例) | 下校~ 18:00 ~19:00延長 | 下校~ 19:00 ~22:00延長 | 下校~ 19:00 ~20:30延長 | 下校~ 19:00 ~21:00延長 |
行き | 学校敷地内 | わくわくプラザから送迎or自力 | わくわくプラザから送迎or自力 | わくわくプラザから送迎or自力 |
帰り | 学校敷地内 | 送迎あり | 送迎あり | 送迎あり |
カリキュラム | 少ない | いろいろ | 勉強に強み | 習い事に強み |
習い事中抜け | 不可 | だいたい可 | だいたい可 | だいたい可 |
費用/月 (週5の例) | ほとんど無料 おやつ代程度 | 高い(まちまち) 5万円くらい等 | 高い(まちまち) 7万円くらい等 | 高い(まちまち) 8万円くらい等 |
公立学童を利用する
一番利用者も多いであろう公立学童。学校に併設が多く、下校後もたくさんの子どもがぞろぞろと向かいます。
最大のメリットは費用。ほぼかかりません。息子の通う学校ではおやつ代1500円程度。
学校の友達が多いのもメリットで子供が「行きたい」ということもあります。
デメリットは親の負担、必ず18:00や19:00にお迎えに行かなければなりません。
周りでは、兄弟やファミサポさんを使っている人も多い
イベントなどは限定的、中抜けは難しいケースが多いので、経験出来る事が限られたり、子供自身も暇をしてしまうかもしれません。
学校・自治体にもよるので、事前に確認を
民間学童やアフタースクールを利用する
うちの子のケースでは、民間学童やアフタースクールを使う場合も、公立学童に登録が必要です。それは、民間学童から学校に来るお迎えが公立学童で引き渡しのため。
学校まで迎えに来てくれるのはとても安心
メリットは、柔軟なお迎え時間。送迎サービスも充実しているケースが多いです。
地域差も大きいですが、注目すると夕方いろんなバスが通っているとおもいます
子の通う学童では、スタッフも多く安心、延長保育で夕飯も出してくれます。
いざ!という時の安心感
夜までのイベント、めっちゃ楽しい!!
子供の目線でのメリットもあります。イベントなどが多く、学童から習い事に行くこともほとんどの場合できますので、貴重な放課後時間、様々な経験が出来ると言えます。
最大のデメリットは、費用面。そして合う、合わないがある点です。
子供の目線では、友達の少なさがデメリットになり得ます。特徴のある民間学童や習い事系のアフタースクールは様々な学校から人が集まるため、どうしても学校や保育園の友達は少ない状況になりがちです。
最初は小学校に慣れるだけでも大変……
また、ずっと英語で過ごす塾系のアフタースクールや、ノリの良い学童、虫を育てている学童…特徴がまちまち。どうしても子供が学童やそこに通う友達に合わなかった場合、辞めたくなってしまうケースも耳にします。
地域によっては、後から公立学童に切り替えようとすると定員で入れない……というケースもあるようです。
事前の見学と子供との確認は必須!
公立学童と民間学童を併用 (特に夏休み)
身の回りでは、公立学童と民間学童の併用も割と多い印象です。
曜日ごとに変えるのは大変そうだが、費用は抑えられる
夏休みだけ民間学童の利用を増やしたり、イベントを活用するといった使い方をされています。
登録してたまに通っていれば、様子を見ながら柔軟に選ぶことが出来ますね。
小学校、なんだかんだ入ってみないと分からない面も多いので。
後悔しないためにはキチンと選ぶ
後悔しないためには子供の預け先はきちんと選ぶことが重要です。
いざとなったら学童を変えればいい話ではあるものの、小1が一番混んでいるので、一時的に行き先がなくなる可能性があります。
最初は昼に帰ってきちゃうよ~
この民間学童を変える、という話。
会社の先輩のご家族でも、結構聞きます。
- 塾系の学童で子が疲れてしまい、公立学童に変えようとしたら待機児童
- 民間学童が経営不振である日、解散 (コロナ禍)
- いじめが横行していたので、民間学童を変えようとしたら定員がいっぱい
詰む….
すべてを予測はできないですが、いざというときに動きやすくするためにもなるべく多く情報を得ておきたいもの…!
学童保育の選び方4step 9ポイント!子供の表情に注目
預け先を選ぶときは、子供と一緒に見に行くことは必須。通っている子の表情、自分の子どもの表情を見ながら、さまざまな条件がマッチするか見ておくと良いです。
最大6年間お世話になるかも……親子ストレスフリーが理想!
後悔のしない選び方 3stepと9つのポイント
※①公立学童の見学も忘れずに。民間学童は3stepでチェックがオススメ。
- 学童等の把握:②時間 ③場所 ④費用
- 学童等の見学:⑤内容 ⑥雰囲気 ⑦中抜け可否 ⑧子供/スタッフの表情
- 学童等の視察:もう一度!⑨子供/親の表情
多くの民間学童では年長さんを対象にした体験スクールやイベントを実施していますので、年長さんのうちからチェックしておくとよいです。
※調べている人ほど、公立学童の見学は忘れがち
皆行くし、同じ敷地だから……と、忘れがちなのが、①公立学童の見学です。
公立なので、体験イベントなどは限定的ですが、見学はできるケースが多いと思います。少なくとも、学校に行った際に様子を見ることは可能。
我が家の子供が民間学童のお迎えのピックアップに使っている公立学童は、事前に見学・利用申し込みがありました。
入学式後に慌てて申し込む人もいたけど、地域によっては定員があるそう
もちろん、公立の学童だけでやり取りをしている人もたくさんいらっしゃいます。行ってみたら意外とのびのびしていていい、という感想を持つかも?
スタッフに丁寧にご説明いただけました。民間より年配の方が多い印象
仮に民間学童で決めていたとしても、費用面が折り合わない、子供が学校の友達と過ごしたいなどのケースで、併用の可能性もあるので、見学はしておきたいもの。
地域によってはむしろ公立学童の方が定員が厳しいなんてこともあります。
1.まずは基本情報:時間・場所・費用
②基本時間・延長有無などをワークスタイルに合わせて確認。
③場所は、送迎バスがあると選択肢が広がりますが、イベントやいざという時以外にも、たまに様子を見ておきたいのが親心。遠すぎると疲れてしまうかも
ストレスない程度に近いのが理想
④費用も、長い期間となるので、忘れてはならないポイントです。学年によって費用が違ったり、週に通う費用によっても異なることも多いです。
基本料金が安くても、延長料金やイベント代が高いケースも
2. 学童のオモテの顔を把握
⑤内容⑥雰囲気の確認のため、見学は確実に。ほとんどの場合、見学や体験スクールなどのイベントがあると思います。(大切な子供を預けるのに見学させてくれないようなところは、止めておいた方が良いと個人的に思います。)
百聞は一見にしかず……(私は説明会で感動して泣きました)
イベントの頻度や費用、参加者の割合も確認しておきましょう。
HP上の内容と異なることも結構ある。
忘れてはならないのは、⑦子供とスタッフの表情。保育園選びと違って子供の意思も尊重したいもの。うちの子もそうですが、人見知りする子・気を使ってしまう子だとその場で意見を言えないこともあるので、子供の表情をよ~~~くチェック、通っている子供の表情もよ~~~くチェックです。
楽しくすごせそうかな?
習い事を他にもさせたい場合は、⑧学童から中抜けや移動が可能かどうかもチェックポイント。
学童にイベントがなくても習い事が出来れば経験出来ることは増える。
3.民間学童の裏の顔を視察
表の顔が分かったら今度は裏の顔。出来れば、学童に入っていく子供の様子、夕方の様子や、送迎の様子などを覗いてみるともう少し分かることもあります。
帰りのバスはポツン、夕方は覇気がない……なんてことも
ここでもチェックすべきは⑨子供と親の表情。
楽しそうに話しているかな?
私が見学した時は帰り際に、もう行きたくない!とよく喧嘩している親子に遭遇するバスがありました。実際のところは分かりませんが、学童が親子のストレスにはならないようにしたいもの。
キッズベースキャンプ/我が家の場合
イメージしにくいと思うので、我が家の例を紹介します。うちの子は、友人の兄弟が通っていたことからキッズベースキャンプに通っています。
学校よりずーっと楽しい
東急が運営する民間学童、有名なので聞いたことのある方も多いのでは。
昔はこの辺はキッズベースキャンプくらいしか選択肢はなかった(と思う)
今はさまざまな選択肢の中で真面目に選ばず、結局楽しく過ごしているのでラッキーとしか言いようがないです。
- 普段:下校~18:00 or19:00 送迎バス、週1習い事で中抜け
- 夏休み:弁当持参でイベントを活用
- イベント:キャンプ・大会・タウンイベントを楽しみに、たまに月々の有料イベントに参加
- 費用:5万円/月くらい+イベント代
あくまで一例、イメージの一助になると嬉しいです。
公立学童から移動しバス帰宅、習い事も
1年生までは、授業が終わると学校併設の公立学童(わくわくプラザ)へ行き、キッズベースキャンプのスタッフにお迎えにきてもらっていました。(無料)
1時間もない。クラスの友達としゃべったり、マンガを読んで過ごしたよ
2年生ともなると、自力で歩いて行くように。
帰りは送迎バスで近くの駅まで来てくれます。(有料 約8000円/月)少し高いけど、アプリや電話でお迎え時間を変えたり、直接お迎えに変更したり、柔軟に変更できるので、重宝。
近くの習い事に友達と中抜けもしています。(無料)送迎サービスもありますが頼むと1回1000円などかかります。
土曜に習い事をしなくてよいので、家族の時間が取れてありがたい。
夏休みはお弁当持参。イベントも多い
夏休みはお弁当を持っていきます。1日500円の食事提供も選べるので、使う気満々だったのが
おいしくない、量が合わない
(※あくまで個人の感想)
というので、結局お弁当を作るハメに。
誤算・・・
子供が低学年のうちは大変でしたが、今は子供自身に朝手伝わせるようにして多少は楽しい時間になりました。
夏休みはキャンプをはじめ、工作や運動系などイベントがとても多く、全部参加すると金額が結構かさみますが、おかげで預けて遊びに連れていけていない罪悪感は薄まります。
子が好きなイベント:キャンプ・ドッチビー大会・タウンイベント
参加しているイベントはだいたいこんな感じ。他に無料のイベントも月に何度か開催されています。
- 夏休みのキャンプ(夏休み2泊3日:4万円くらい)
- 体育館で店舗対抗ドッチビー大会(冬休みの平日:3000円くらい)
- タウンイベント(冬の土日:半日、7000円くらい+家族の買い物代)
- 夏祭りやハロウィンなど季節のイベント(9時くらいまで:3000円くらい)
- 日常の工作や英語などのイベント(月に数回:1000円くらい)
キャンプは最初こそ不安でしたが、とても楽しいらしい。帰ってくると少し大人になっている気がします。ドッチビー大会は、スポーツチームなどに入っていないうちの子でも”チームで戦う”という経験が出来ており、喜んだり悔しがったり、これも良い経験。タウンイベントは子供たちがお店屋さんに扮して、大人たちがグッズを買ったり、ゲームをするもの。ほほえましく、親戚などにも好評のイベントです。
子供のイベントの間は大人ものんびりできます。仕事をするもよしですが、自分もリラックスの時間!として過ごすも良し。
去年のキャンプの時は、夫とレイトショーの映画を観ました
年間の費用は77万くらいだった
改めて見てみると
- 基本料金50000円×12カ月くらい
- 送迎8000円×12カ月くらい
- イベント代 7万くらい
合計:77万円/年くらい
この金額が高いか、安いかは人それぞれ。
様々な経験をできることも加味すると、私は安いと思っています。自分でこれらの経験をさせるのはかなり大変。
仕事を辞めるより、働きながら民間学童等に預けることで、いろんな体験ができていいと思う
授業時間より長い!放課後時間の使い方はとても重要
少しでも学童のイメージが伝わっていれば嬉しいです。夏休みも含め、授業時間より圧倒的に放課後の時間が長いことを考えると、学童選びはとても重要です。
学童に子供を預けることに、罪悪感を持っているのだとしたら、私は全力で否定します。学童のおかげでさまざまな経験が出来ています。その間自分たちが働くことで、費用面はもちろん、経験としても子供に教えられることもたくさんあると感じています。
私は小1の壁をきっかけに働き方を変えていますが、仕事を続けてきてよかったなぁと思っています。
>>小1の壁は無縁!の自信が「ママ明日もいっぱい仕事いいな」で崩れ…退職と悩んで転職も後悔なし
このブログでは、実体験をもとにした小1の壁や、乗り越えるための時間術・働き方などを発信しています。もしよければ他の記事も参考にされてくださいね。
皆さん家族の小学校ライフが素敵なものになりますように!