日系メーカー→外資メーカー→退職→ベンチャー転職→キャリアブレイク(フリーランス検討中)
自分の中ではブレない選択をしているけど、どうやら一般的ではないらしい。
先日、久々に出身の化学系研究室の集まりがあり、先輩・後輩多くの同窓生たちに会いました。同窓生の殆どは名だたるメーカーにお勤め。たまに公務員になった人や、公設試になった人、アカデミアに残っている友人もいます。

男性達→主婦の奥様を持って管理職になってる人が多い。
女性達→メーカーの時短等使って続けている人が多い。
卒業後10年もすると、研究の最前線に残っている人は以外と少なくて知財や企画などに移動していたり、まったく自身の研究分野とは異なる開発分野で活躍している人も多いです。
女性メンバーで話していたのは、大企業内にいるのがラク、ということ。一方で、なぜ恵まれているメーカーに転職しなかったのか?その後どんな感じ?などと、興味味津々で聞かれることも多かったので、自身の経験や、で当たった人達の経験がどなたかの役にたてばと思い、少し振り返ってみようと思います。

直感に素直に生きてきただけだけど、意外とレアなのね
- やっぱり共働きなら大企業メーカーは手厚いが、合わない人もいる
- 外資系は高給、ベンチャー企業やコンサルでも元メーカー出身者は活躍出来る
- 最近はパートやフリーランスなども以外と選択肢がある(現在進行系)
日本の大企業は共働きには好条件…でも合わない人も

友人は大手メーカー(特に日本のメーカー)で一度も転職せず務めている人が大部分。やっぱりメーカーは福利厚生にしても労働時間にしても、男女共に働きやすいと思う。

女性の育休は当たり前(Max3年とか)、最近も男性は普通に育休取ってますよね
女性の管理職比率も上げたいし、休んだことが不利に働くことも減ってきました。私はこれまで、外資系企業にもベンチャー企業にもいましたが、大手国内メーカーの人は転職する人も少ないです。昨今は転職社も増えていると聞きますが、やはりそれだけ恵まれているということなのだと思います。

世間体もばっちし
かくいう私もやめちゃったし、合わない人には合わないんですよね。
ワーママにとって、日本の大企業は恵まれている!
- 制度面の充実→産休・育休、復職後も短時間勤務や在宅勤務など柔軟な働き方が可能
- 高い給与水準と福利厚生→保育料や教育費がかかる時期でも安心してキャリアを続けやすい
- 大人数、カバーし合う文化→突発的なお休みにも対応しやすく、同僚の理解が得られやすい

ざっと思いつくだけでも結構ある
ベンチャー時代にたくさんの技術者と面談する機会がありましたが、チームで女性がいることはあったけど女性が一人って経験したことがなかったなぁ。それだけ”カバーしあえる文化”とも感じます。
ワーママでも、(私のように)大企業が合わない人がいる!
一方で、合わない人もいるのも事実です。特に私は勤務地の影響が大きくて
- 組織が大きい分、意思決定が遅い
- 仕事の進め方も「前例踏襲」になりがち
- ムダな会議や形式的な業務
- 研究所は田舎にあり、共働きだと通勤時間が長くなりがち

外資系メーカーですらハンコリレーがあった。今はどうなんだろう…?
関連記事>>大企業でワーママ辞めるのはもったいないなぁ…と悩んだ8年前の自分へ
外資やベンチャーやコンサルで重宝される日系メーカー出身者

外資系メーカー、大小コンサルティング企業、ベンチャー企業、どこでもメーカー出身者が活躍していました。
外資系メーカー
私自身も務めていた外資系メーカー。中途の人も多く、転職者が肩身が狭いということはありません。給与水準も高いケースが多く、国内メーカー出身の方も多く活躍していました。

いろんな会社出身の人がいると、文化も考え方も多様で楽しい
会社によっては、数年で不要になってポイ…なんて話も聞きますが(特に中国系や韓国系)、私の身の回りではそのように感じませんでした。ただ不運なことに部署解散などの”リストラ“は定常的にある印象ですので、安定を求めるならあまりオススメできません。(ただ、いずれは日本企業だって今後同様になると個人的に思っています)
任される裁量が大きい傾向があると感じているので、経験を積む意味ではよい選択肢であると感じます。
関連記事>>外資系リストラの実体験!?30代でも日本企業だってこれはきっと将来ある…
コンサルティング企業
メーカーからコンサルティング企業に転職する知人も多くいます。
私程度の経歴でもメーカーよりコンサル企業のほうがスカウト多くない!?ってくらい大小コンサル企業をエージェントから提案されることも多いです。

私自身は”ものづくり”が好きなので勤めることはないと思う
働いたことはないですが、聞く限り忙しくて高収入の傾向が高いです。

働いた分だけ利益が出せるので長時間労働になりがち。でもメーカー出身者の論理的思考は大いに歓迎されますし、メーカーを相手にした仕事も多く、チャンスが多いです。
ベンチャー企業
私自身も外資系の後に勤めていたベンチャー企業。どうしても制度が整っておらず、働きやすいとは言えないイメージが強いですが、必ずしもそうではありません。また、私の働いていた化学系の世界では大学初ベンチャーなども多く、大きな会社で働いた経験は大変役にたちます。会社紹介を受けると、たいてい元メーカー出身の方が役員やメンバーで入っていることが多かったです。
シニアが多かったですが、若手もなかなか人が採用できなくて困っていたので絶対重宝されます。

今はベンチャーとはいえ、ブラックではやっていけない
私も、子育て優先の見ながらベンチャーに飛び込んでみましたが、当たり前だった会社の常識が役に立ったり、働き方の面では在宅勤務を取り入れてもらったり…と意外と快適でした。

前例がない分、一緒に作っていける感じ。(ただし経営陣次第…!)
関連記事>>意外と働きやすい?ベンチャー企業に子育て優先で飛び込んでみた結果…
非IT系でも企業や組織にしばられない働き方

もう一つ、必ずしも企業に雇用されて働いている人だけではない、ということもベンチャー時代と正社員をやめて今、無職になって学んだことです。

ベンチャー企業は大企業と比べて黙ってても取引先がすでにあるわけではないのであらゆるリソースを使います。

もう正社員はムリ…と退職してからも意外といろんな選択肢があることを知りました
関連記事>>【転職ではなく退職】小4の壁超えた気は勘違い!?フルタイムはもう辞める!
- 派遣社員(・契約社員)
- 業務委託(個人事業主、フリーランス、副業)
派遣社員・契約社員
私自身もベンチャー企業で「人を雇う」という経験をしました。メーカーにとって、フルタイムではなくても、元々メーカーで働いていた人は少し多い給料を出してでも雇うメリットがあります。
感触としては、知人づてや元社員などが好条件で働いていることが多く、あまり表立った求人として表に出てくることが少ない印象ではあります。

派遣会社で正面から探すと、低給・誰でも出来る仕事、が多い印象
とはいえ、一昔前よりも働き方も多様化して多くの人が派遣社員や契約社員を自ら望んで働いています。(特に子育てや介護が事情の人も多い)
業務委託・フリーランス
そしてもう一つ、業務委託で仕事をしている人の多さにベンチャー時代に驚きましたし、自分自身が無職になってから、意外と業務委託の仕事があることにも驚きました。

IT系ほどではないが、時代は変わっているんだなぁ
具体的には…
- 知財調査、文献調査
- 実験補助
- スポットコンサル
- 専門職の副業プロジェクト
など。
フリーランスで知財調査の事業を専業でされている方もいれば、主婦の隙間で文献調査を受託されている人、ベンチャーで実験補助を業務委託で実施している人、ビザスクなどのスポットコンサル(というと仰々しいけど、インタビューなど、メーカー在職中の副業などが多い)、RD Linkなど非IT系の副業のプロジェクト、結構いろいろあるんだなぁというのが無職歴4ヶ月時点での感想です。

今、具体的に情報収集をしているところなので紹介できるくらい知見がたまったらご紹介します。何か知っている方いたらぜひ情報交換したいです!
- 大企業メーカーは手厚いが、合わない人もいる
- 外資系や、ベンチャー、コンサルでも元メーカー出身者は活躍している
- 最近はパートや業務委託(副業・フリーランス)なども以外と選択肢がある
ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでも何か参考にしていただけたようであれば幸いです。