外資系企業って一般的にはどんな響きなんだろう。実力主義・ハード!?
そんなモーレツ社員(古い!?)とは程遠い、ゆる働きモードの私。
ひょんなことから外資系メーカーに迷いこみ、10年働きました。
きっかけは知り合いに誘われて受けた。
ただ業務内容が楽しそうだったから…
きつかったら辞めればいいのさ!くらいの気持ちで飛び込んだ社会人2年目。
(当時は子供もいなかったし)若さってすごい!(笑)
実際ハードな面もありますが、何だかんだライフイベントも重ねながら子供も産み育てた外資系ライフ…働きやすい面もあったからこそ。
時短勤務も使いながらズボラに10年ほど外資系企業で働いていてきました。
どなたかの参考になるか分かりませんが、外資系企業での経験をもとに、女性・母が外資系企業で働くことの実態、
…なんて大袈裟なことではなく、一個人の感想を紹介させていただきたいと思います。
働き方はゆったり行きたいけど外資系企業に興味はある
という方の参考になれば嬉しいです。
きつそうだからやめてこう、ではもったい!
ヒトコトに外資系と言っても、国や業種によって大きく変わる!
ちなみに、外資系…といってもまちまち。
外資系というと、何となく特定の国、職種をイメージしていませんか?
スタバのコーヒーを片手に颯爽とニューヨークの街を歩くキャリアウーマンを思い浮かべる~
もちろん会社によってまちまちですが、国によっても働き方の傾向が異なると聞きます。
日本国内には5,700を超える外資系企業が存在、その数は増加傾向に!
出典:2020年経済産業省調査
私の場合は、アメリカ系のメーカーで勤めていました。
世界のメンバーと話をしていたのと、他の国の企業に転職する友人も多かったので、他の国の傾向などもお伝えできればと思います。
日本は少子化なのに、外資系が増えてるということは今後外資で働く人は増えるのかな~
アメリカ系と、ヨーロッパ系、アジア系だと違うっぽい
まず私の勤めていた、アメリカ系は、とにかくドライ。いわゆる外資系のイメージ…な気がする。
有名どころだと消費財メーカーのP&Gとか?
体験談の通りですが、自由度は高く、成果は出さねばならぬ…といった感じ!?
他に、ヨーロッパも多いんですね。
日本国内には5,700を超える外資系企業が存在、その数は増加傾向に!
ヨーロッパ系企業43.2%
アジア系企業が27.4%
アメリカ系企業が24%
国順だと、アメリカ、ドイツが多く、他にもオランダ、フランス、イギリス、スイスなど
出典: 経済産業省「外資系企業動向調査」
もちろん国によって違うけど、ヨーロッパ系はアメリカよりゆったりしている印象。
ドイツ人は日本人と感覚が近くて働きやすかったなー
あと特に北欧!はワークライフバランスを守る法律もあってか、さらにゆったりとしている印象。
うらやましぃー
アジア系は、個人的な印象ですがカオス!でもすごい高給というイメージ。
身の回りでは、数年でポイなんて話を聞くけど、実際はどうなんだろうか…
業種は卸売業が多い、メーカーはゆったり、コンサルは激務
国だけではなく業種による違いも大きく
卸売業が約40%
サービス業が16.3%
製造業が15.7%
情報通信業が11.3%
出典: 経済産業省「外資系企業動向調査」
私の勤めていたメーカーは、そもそも働き方としてゆったりしている方なのかなと思う。
コンサルタントは誰の話聞いても激務。
メーカー以外だったらやっていけなかった…と思う
IT系は業種自体が新しいから、日本との差は少ないのかな?どうなんだろう。
女性が外資系で働くって大変なこと?10年で感じたメリットデメリット
…で、10年間、ライフイベントを迎えながら外資系で働いた感想はというと、
ある意味簡単、ある意味大変!。
時間の融通といった自由がある反面、結果はシビア。
ただ…総じて私は働きやすいと感じることの方が多かったです。
ドライっちゃドライだが、変なしがらみがない…!
自由度が高い分は働きやすい!と感じる
会社によるところは大きいのだと思いますが…
私が働きやすいと感じた点は主に以下の3点です。
- フレックスタイム、在宅勤務など、形だけでなく働き方の自由度が高い傾向にある
- 成果を出していればよい。残業するなど頑張ったアピールは不要
- 海外の多くでは母が働いていること自体は当たり前、仲間がいっぱいいる!
コロナ騒ぎの前から在宅勤務の企業も多く、形ばかりのフレックスではなく、本当にフレックス。
お迎えに間に合うように変えるのはもちろん、保育参加してから働こうが、早退して病院に行こうが、普通です。
上司が外国人だったりする場合、分かりようもない
成果さえ出していればよい、無駄な残業はしない、報告割愛上等!時間を使う以上、極力客観的に見える形に残すように心がけていました。
4か国くらいと仕事しましたが、海外では母が働いていることが本当に当たり前。
また、男性の育児参加も日本より進んでいるケースが多いと感じました。
家族イベントを理由に会議を断わっても文句を言うのは、稀。
日本でも今やハラスメント!
仲間がいっぱいいるようで心強い
働きにくいと感じた点は、時差、リストラ、ダブルスタンダード
一方で逆に働きにくい、と感じていたこととしては・・
- 時差の壁…国や海外との打ち合わせ頻度にもよりますね。
- リストラの恐怖
- 中途半端な日本のルールとのダブルスタンダード
まず何より、海外と密に仕事をする場合、、時差だけはどうにもならず、これが一番キツかった。。。
朝7:00から不機嫌な子供の相手を主人に任せて会議せざるを得なかったり、
夜21:00から会議なので子供が全く寝てくれなかったり。
子育てを理由に断ることはできますが、海外と対等に働くためには、ある程度は覚悟を決める必要があると感じていました。
2つ目は、リストラの恐怖は常にある。リストラは基本的には個人の成果より運みたいなもの。
関連記事>>外資系リストラの実態~30代でも・日本企業だって将来ありうる~
とはいえ、個人の成果は出しておかねばなりません。子どもが熱をだして働けない日があっても、基本的にプロジェクトは進めなければならないですし、成果物は出さなければなりません。
助けてくれる仲間を作っておくことが大事。ギブ&テイク!
意外な3つ目として、日本と海外のダブルスタンダードに悩まされました。
たとえば子供と寝落ちしちゃって、夜のうちに少し仕事を進めておこう、、、と思っても22:00以降は深夜勤務になってしまい、事前申告が必要だったり。
あとは日本と海外では育児の常識が違うので、
夕飯の時間お父さんは何やってんの?
みたいなコメントを悪気もなくもらうことも多かったです。
これは夫側の会社次第、、というところもありますね。
多様性の許容度は高いので、ある程度仕事をしていけば一定の理解は得られると思います。
時差は大変で辞めてしまったけど、働いてよかった!
ちなみに、後悔は一切ないものの、10年後、結果的に私は退職を選びました。
理由は仕事の内容が主に業務の内容と、働小1の壁。
時差の問題さえなければ、少し違ったかもなぁと思います。
時差ばっかりは、物理的にしょうがない!
関連細記事>>小1の壁なんて無縁!が崩れた【退職】と悩んで【転職】「ママ明日もいっぱい仕事いいな」退職と悩んで転職
でも、海外では母が働いていること自体が当たり前、仲間がたくさんいるな!と感じました。
金銭面・スキル面の他、いろんな人と出会えたことも含め、後悔はありません。
本当に外資系企業で働いた経験は大きかった!です。
何より…楽しかった!
まとめると…
- フレックスタイムや多様な文化がバックグランドにあるので働き方の面では最高!
- 時差の壁と日本の常識の中で海外の人たちと対等に働く覚悟は必要!
多少は、具体的に外資系企業で働くことのイメージを深めていただけたでしょうか?
このブログでは、『ちょっと楽に働き、ちょっと未来にいいこと』をコンセプトに、ちょっと働き方が楽になるヒントや働き方について模索しています。
私の転職体験記なども記載していますので、よかったら参考にしくてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!