突然ですが、「外資系企業」にどんなイメージを持つでしょうか?
実力主義!給料が多い!!
かくいう私もいわゆる「外資系企業」で働いていたのですが確かに、
給料は水準より高めで効率重視!でもリストラ、も気になりませんか…?
10年以上の外資系生活で、私の身の回りで起きた「ほぼリストラ」がありました。
中にいるとそれが普通だけど、出てみると壮絶・・!?
身の回りで経験した身として、予兆はあるのか?彼らのその後はどうなったのか?など、参考にレポートさせていただきますね。
不安をあおりたいのではなく、伝えたいのは準備しておけば恐れる必要はない!ということ。
私はそれでもやっぱり外資系企業が魅力的だと思っています。
外資系リストラの実態・・そもそもリストラってある?
リストラに、どんなイメージをおもちでしょうか?
肩をたたかれて、「君、明日から来なくていい」・・みたいな
実は、こんなリストラは見たことがありません。
それは法律違反
さすがに日本の法律に違反するようなことはしないし、実際そもそも「リストラ」とは言わないことも多いのですが、「ほぼリストラ」は良くあります。
リストラで仕事をやめたわけではないけど、恐怖は常に頭の片隅に・・
日系だって早期退職・希望退職の報道は見かけるようになりましたよね。
ではほぼリストラとはいったいどんなものなのか・・
10年で2度の人員整理 撤退の予兆はあるのか・・?
どのパターンにおいても、予兆という予兆はないことが多かったです。
ただ、あとから考えてみると・・
口を出していた経営人がおとなしくなった
など、ささいな事はあったような…
パターン0.派遣切り
まず、業績が悪くなると俗にいう派遣切り(切るって表現も嫌ですよねー)
派遣さんとはいえ一緒に働いている仲間意識もあり、頼れる方々、家族の顔も浮かぶので、とてもしんどいです・・!
外資とは所詮子会社・・と思い知らされます。
ある日突然顔もしらないエライ人に、日本は経費削減です、非正規労働者の雇用は認めません。と言われることも。
しかし、人の事を心配している余裕はなかったりする。
社員だから安心でもないから
パターン1. 早期退職応援プログラム
早期退職プログラムが増えていることは、外資に限ったことではないです。
最近は日本のニュースでも耳にするようになりましたね。
お給料の高いベテランさんをカットするほうが会社としてもコストパフォーマンスが高いので、「50歳以上」など年齢を区切って、退職をサポートするシステムです。
退職金が上乗せされたり、次の転職先も紹介してもらえるケースも
あくまで本人の「自由意志」なので、断ることもできます。
これを機にやめようという人も一定数います。
目標人数に達しないと定期的に対象者は上司と面談を繰り返させられて、上司も社員も辛そう
最近は40代など対象年齢も下がってきている傾向があります。これはむしろ転職のチャンスととらえた方がいいのかもしれない・・!?
最近は応募者殺到!もザラだとか
パターン2. 事業撤退・・突然訪れる!
次に外資っぽいのがこれ。事業撤退
これも割と小規模なレベルだと頻繁に起こります。そして私の経験したケースでは、どれも驚くほど突然!
みなさん、よく働いてくれました。〇月から××会社の一部門となります。
(ひどいケースだと、「お仕事はありません」)
ここでいいなりになるか、コネをつかって別の部門に逃げ出すか。
ここで大きな境目になるのは管理職か非管理職か、そしてコネ
外資系企業は年功序列ではないケースも多く、割とはやく管理職に上がるケースも多く思います。
管理職になると、会社の意思決定に携わっている、立場とみなされるため基本会社にも守ってもらえません・・給料は高い。
他部署が採用するにもお給料が高くても採りたい!と思わせる何かがないと厳しい、というのが実情。
パターン3. 日本の部門がそもそも撤退
業界によって懸念が増えているのは、同じ事業部門自体は残るけど、研究所は中国と統合します、みたいなケース。
少子化・低成長率・高賃金・法人税が高い・働き方の非効率・・・etcで日本が魅力的ではないとされ、ドラスティックに撤退していくケースがあります。
新しく開発をするなら仕事も早くて価格も安いベトナムで進めましょう
たくさん売れる中国に倉庫をおいてオペレーションしましょう
ある日突然、そんな決定がなされます。(正確には発表が突然)
退職もしくは自分で社内でポジションみつけてくださ~い
これは残酷・・!海外に行けます!というのならチャンスですが、家族の問題もあるし、日本で働きたい場合、席が少ないので人事部もお手上げ・・
想像できないし、与えられた役割を頑張っていても「その仕事がいりません」と言われることがある・・
入社して間もない20代・30代が対象になるケースも十分あります。
実力でもなく、完全に運!
確かに会社全体の売り上げ動向や方針、各国の情勢など、アンテナを張っていると予兆を感じることもあるのですが、当事者としてはなかなか気づけないです。
ほぼリストラ対象の当事者たちと会社のその後
多くの場合のパターン
- 海外で偉い人が何かを発表する→噂が流れる
- 大きな会議が開かれ自分が対象だと知る→目がテン、社内騒然
- 上司と面談。→どうしたいと聞かれ
- 決断を迫られる。猶予は数か月。
- コネがある人、他でも使える能力がある人は社内の別ポジションへ(コネを含めた実力の勝負)
- 部長クラスは結構さらっと転職してキャリアアップ
- 若い人(30代くらいまで)も結構すぐ決まる
- 年齢の高い中間管理職あたりがリタイア、非管理職は全く希望しない部署であれば行けるケースも
子育てのタイミングとこのような変化が重なったら・・とひやひや
上級管理職の人たちは他社との流動も多く、常にUP or OUT(昇進か別の会社にいくか)の意識を持っている人が多いので予兆を見て輝かしい転職!?をしていたりします。
人員整理が行われたあと会社は・・
一時期は混乱が生じますが、びっくりするぐらい普通に回っていきます。
やめる人も多いので、気まずくなることも少なく、内情を知っているだけに、飲み会ではいろんな話で盛り上がります。
後から別の会社の人として仕事で関わることも。
そして当人たちは案外元気に外で過ごしています。(特に若い人
年代が上の方は、希望しない部署でなんとか・・など苦労されているケースが多く見かけられます。
ほぼリストラは今後日本企業だってありえる・対策は?
この傾向は外資系にとどまらず、日本の企業でも進むとも言われます。
日本企業が競争力をあげていかないと生き残れないことを考えると、多様な時代に変化は必須・・
実際、銀行・大手メーカー・安定と言われている業界でも早期退職のニュースを耳にする機会が増えました。
心づもりをして情報収集をしておくだけで違います。
やりたいことを考えておくことは大事です。
家族や生活を考えると急には動けない!!
私がいつも意識をしていたのはこちらのスキーム。できること、やりたいこと、やらなければならないこと、が重なったところで最高のパフォーマンスが出ます。
詳しくは関連記事で紹介していますのでよければご覧ください。
関連記事>>ワーママ転職、まず最初にやること。エージェントに相談するその前に
ちなみに私は、だから外資系なんてうんざりだ・・と思うことはなく、むしろオススメしたい立場です。
母であっても変化に強く鍛えられ、楽しい経験がたくさんできました。
また機会があれば外資系企業で働きたいなぁと思っています。(今は時差があるとこはきついなぁ)
ここまで読んでいただきありがとうございました!