小4の壁をきっかけにフルタイム専門職・管理職を退職してしばらく経過しました。(関連記事>>【転職ではなく退職】小4の壁超えた気は勘違い!?フルタイムはもう辞める!)
「責任と時間の拘束が少ない状態でのんびり働きたい」と思っていた私。

人生一度くらい主婦も経験する覚悟で、一度リセットして考えたい
存在は聞いたことのあった失業手当。「扶養に入る」という選択肢もあったものの、ずっと共働きを続けてきてなんとなく抵抗があり、一旦失業手当をもらいながらパートやフリーランスの働き方を探してみたいと思いました。
失業手当受給の通常の条件はインターネットで出てくるのですが、育休や転職経験がどのようにカウントされるのか分からず、

結局いくら?
とイメージがつかめずにいました。自分の経験が誰かの役に経てばと思い記事にしておりますので、退職やキャリアブレイクを検討しているどなたかの不安を減らす一助になれば幸いです。
- 40代元管理職・社会人15年目・自己都合退職=金額は8000(上限)✕40日
- あくまで雇用保険の加入期間がベースで育休や転職は関係なし
- ハローワークはパートの検討でOK、月2回以上の求職活動が必要
雇用保険に入っている期間が重要。¥8055✕40日分【2025年8月】

社会人15年目で自己都合退職となる私のケースですが、最大で¥8055✕120日の受給が可能でした。

大変ありがたいです….!
私の場合、途中2度の転職経験と、2度の産休育休経験がありますが、通算で10年以上20年未満と計算され、120日間給付いただけることとなりました。
金額はフルタイム時の日額の50%が、上限金額より高かったため、上限金額となりました。
日数は育休も転職も関係なし・10年も19年後も同じ…
子育てといったの働き方が退職理由だと「自己の意思で離職した人」に該当します。契約期間満了なども自己都合と同じ扱いになるため、多くの人がこの条件になるのではないかと思います。
倒産や解雇が原因だともっと長い期間(年齢にもよるものの、私の場合240日!)になります。
被保険者期間(合計) | 10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
全年齢 | 90日 | 120日 | 150日 |
私は2度転職の経験がありますが、うち一度は、年末に数日間どこにも所属していない日があり無職も挟んでいます。リセットされたらどうしようと思いましたが、通算で計算いただいているようでした。
2度の産休・育休期間も雇用保険の加入期間に計算されていました。
10年でも19年でも同じなんですねぇ。。
手当日額はそこそこ稼いでいれば退職前の給料の半分(上限24万円程度)
手当金額は土日など関係なく、直近6ヶ月に支払われた金額を180で割った金額(日額)の80%~50%になります。
被保険者期間(合計) | おおよその月収 | 給付率 | 基本手当日額(円/日) |
3,014 〜 5,340 円 | 9〜16万円 | 80% | 2,411 ~4,271 円 |
5,340 〜13,140 円 | 16〜39万円 | 80~50% | 4,272 ~6,570 円 |
13,140 〜16,110 円 | 39〜48万円 | 50% | 6,570〜8,055円 |
16,110 円 | 48万円 | – | 8,055円 |
※2025年8月1日より改定となりました。具体的な計算は厚生労働省のHP資料を参照ください。

フルタイム総合職であれば、”給料の半分くらい”のイメージかと

だいたい、月給45万円以上だと上限。手当金額¥8055/日=約¥24万円/月
受給条件は?ハローワークでの一定の活動は必要

ここまで頑張って働いてきたんだからさ…という気持ちもありつつ、受給するには、意思・能力・求職活動、が必要です。
- 意思:働きたい意思があること
- 能力:就職できる能力があること
- 求職活動:積極的に仕事を探していること
が受給要件となります。ただ、この「意思」についてはパート勤務など柔軟な働き方に変更するといった形でも構いません。

フルタイムの悪夢…..!!

決して、難しい条件ではありません
意思:パート勤務検討でもOKだが、基本は週20時間
働く意思があることが必要ですが、基本的には週20時間程度が想定されており、ハローワークにある求人も20時間以上がメインでした。
私は、ハローワークへ行った初日、正直に

6時間✕週3日ぐらいがいいです。。
と窓口で伝えてしまいましたが、丁寧に

雇用保険の対象となる20時間以上で探してください。最終的に何時間になっても結構ですので
と言われました。週20時間以上で、再度雇用保険の対象となるようです。
能力:健康状態や環境が整っている
能力についても「前と同じ水準で働ける能力」である必要はなく、ペースを落とした働き方を検討するということでも全く問題ありません。

まるさんのように、子供の成長タイミングで働き方変更を検討される方は少なくないですよ。ぜひご無理のない働き方を検討してくださいね。
と言っていただきホッとしたのを覚えています。
「急いで探していない」はOKですが、「病気や子育てで全く働けない」はNGです。また、自営業をしている場合も対象外な点は注意が必要です。

窓口で確認したところ「雇用されることと並行して自営業も検討している」「メルカリでの不用品販売」「株式の売買」などはOKだそうです
求職活動:月に2回以上の求職活動実績が必要
求職活動については、ハローワークに行く前や最初の説明会でビビっていた私ですが、決して興味のない仕事の面談をバンバン受けなければならないような話ではありません。
Webセミナー参加や、ハローワークでの職業相談(検索の仕方など何でもOK)、派遣会社やエージェントへの登録のための面談や仕事を紹介してもらう面談などもカウント可能です。

ゆっくり考える時間はある
安心してキャリアブレイクできる仕組みは本当にありがたい

今回、退職を決めてしまった私ですが、ゆっくりと考える時間をいただけることは本当にありがたいなと思います。最近は「キャリアブレイク」とも呼ぶらしく、この言葉に少し救われた面もあります。
退職後は、前年の収入を元に徴収される税金がなかなかエグいこともあり、金銭的負担が少しでも軽い状態で自分の働き方をゆっくり検討できることは本当にありがたい。

むしろパートタイムに切り替える場合は、失業保険の金額の方がパートタイムの収入より多いケースも多いので活用しないと損
子供が小さいのは今のうち、少しでも様々な働き方が当たり前に検討できる世の中になればいいなと思って自身の経験を発信しています。よかったら体験談なども覗いていってくださいね。
関連記事>>子育て優先で退職して3ヶ月【後悔は?良かったこと・イマイチだったこと】
退職まで思いきれない…という場合は「様々な働き方がある」ということだけでも知っておくとイメージが湧くかもしれません。子育て重視の自分の切り口で実際に登録してよかったサイトについてもまとめた記事があるのでよかったら参考にされてください。
関連記事>>【働き方重視で厳選】頑張るワーママに|経験者がすすめる転職サイト
- 失業保険は育休や転職は関係なく、約月給の50%程度120日程度もらえる
- 詳細な金額や日数は勤続年数や直近の給料による。
- 受給のためには、意思と能力、求職活動が一定量必要だが、マイペースでよい
ここまで読んでいただきありがとうございました。