今日も元気な小学生2人と平和な我が家、いわゆる”小1の壁”をきっかけに働き方をを変えて3年になりました。
保育園児時代、毎日が目まぐるしい中でも、夫も協力的・家事代行等も活用してうまくやっていた(つもりの)我が家
小1の壁、我が家は大丈夫!
という謎の自信がありました。仕事もそれなりにやりがいがあり、イライラする日あるけど、忙しいながらに充実。でも…それがほんの一瞬、子供の些細な言葉で壊れてしまいました。
ママー!明日もお仕事いっぱいでいいなぁ(キラキラ)
自分の中で、無理をしていた部分が音を立てて崩れたのです。
- かわいい子に早く大きくなって欲しいと思う自分に罪悪感を感じていた
- 仕事にも漠然とした不安を抱えていた。
- 小1の壁の話を耳にして、乗り越えられるかチョット不安だった
急にやっていける気がしなくなった
退職と悩んで転職し、働き方を変えた事自体は後悔していないのですが、小1前後の過ごし方には後悔していることもあります。私の悩んだあれこれが誰かの参考になると嬉しいです。
小1/1年生の壁……よくある話・想像していた話・不安になった話
小1の壁、メディアでもよく耳にしますね。具体的には、子どもが幼稚園や保育園から小学校に上がる際に、家庭と学校の生活リズムのギャップに直面し、働く親が仕事と子育てのバランスを取る上で大きな壁になる現象を指します。
よく聞く「小1の壁」は葛藤の塊
具体的には、仕事との間で以下のようなことで悩むことに
仕事も手は抜けないし、葛藤~~~
- 朝の家庭でのサポートの必要性:8時までは家にいたい!
- 放課後の安全な環境と預かり時間:18時までには帰りたい!……ずっと学童でいいの?
- 学校の宿題のサポート:宿題を一緒に見てあげたい!
- 夏休み、冬休み、春休みの対応:様々な経験をさせたい!毎日お弁当!?
- 病気や学級閉鎖の対応:1週間仕事を休める?
先輩ママからも
保育園は本当に手厚い、小学校入った途端詰む!!!!!
なんて話を聞いていました。
※子供が小4・小2となった今、小1の壁に関しては、振り返って別の記事で思いを書いておりますので、よければ参照ください。
>>小1の壁の乗り越え方|【早めの対策】子供との時間も仕事も後悔しない
産休乗り越えたし、フルタイムやれてるし大丈夫!?
当時にしては協力的な夫を持ち(主に朝担当)、家事代行も使って万全の体制だった我が家。双方とも母がいないため、夫婦で育児を乗りきれたことも、フルタイムで働けていることも自信につながっていました。
へーき、へーき。小学校も近いし
ここに根拠はないのですが、乗り越えられそうな気がしていました。そこまで考えられなかったというのが正確なところかもしれません・・
この頃時短勤務→フルタイム。時間と同時にオフィスを飛び出る、そんな働き方。
まさに「飛び出る」という表現が正しい!!
それでも通勤時間で帰宅が遅くなってしまったり、不規則な時間の会議が入ったりしていました。(外資系だったので…)保育園のうちは全く気にならず、むしろ充実していました。
遅くなった日にパパに対応してもらうのも当たり前だと思っていたし、寝るのが遅くなってもお昼寝もあるし、自転車で強制連行。
今思えば、もう少しゆったり働いてもよかったんだと思う
小1の壁が急に前方に見えた気がした
我が家の謎の自信が崩れたその瞬間…それは子供の何気ないヒトコト。
ねえ、ママ~、明日もいっぱい仕事なの?いいなぁ。(キラキラ)
の言葉に
ん……!? そんなに楽しくないよ、私嘘ついてる?
ガラガラガラガラガラ…!!!と自分の中の違和感が音を立てて自信が崩れ、目の前に小1の壁が出現したような気がしました。涙も出てきました。
思えば心のそこのどこかで子供への罪悪感と仕事への不安を感じていました。
不安の正体は子供への罪悪感と仕事への不満
思えば子供に、こんなスタンスで接していました。
お仕事って楽しいし大事だよ、だから学校でお勉強するんだよ
それに対して、子供は素直に
大人になったら好きなことができるのかあ
と捉えていました。嘘をついた気がして自分が罪悪感を感じていることに気がつき、芋づる式に、ご飯をもっと一緒に食べてあげたいなとか、もっと遊んであげた方がいんのかな……等一気に不安に。
同時に仕事ってほんとに楽しかったかな?と仕事への不安……というか不満を隠していたことにも気が付きました。
今まで一度たりとも考えたことのなかった、退職も初めて頭をよぎりました。
小1の壁への1つ目の不安:子供への罪悪感
- 仕事が楽しいとウソをついている気がする
- もっとゆっくり話をきいてあげたい
- 子供に気を使わせている気がする
小1の壁への2つ目の不安:仕事への不安
仕事への不安も言語化してみると、
- もうこれ以上ノウハウが身につかない気もしてきていた
- 35歳って仕事を変える場合はそろそろ限界
- 「こうなりたい」と思うようなワーママのロールモデルもない
ある程度仕事をしてくるといろんなノウハウが身についてきます。
社内の交渉は誰からやれば効率がいいか。
誰を味方につければよいか・
これぞ、長年勤めてきたメリット!ただ、
5年後、10年後、何ができるようになっているかな?と考えたときにこれ以上何も身につかない、、とまた、外資系企業に勤めていたので、いつリストラされるかもわからず、その時では手遅れになるのでは、、と非常に不安になりました。
(関連記事:外資系リストラの実態~30代でも・日本企業だって将来ありうる~)
35歳転職限界説
ふと35歳という年齢を超えると、
私一生このまま…!?
そんな不安がよぎるようになりました。
転職して感じた実感としては全然そんなことないですが…まじでリミットを感じていました
ワーママロールモデルがいない
社内の身近な先輩女性は、、というと
男性に負けないくらい残業もこなして働いているか
働きマン!なつかしい
マミートラック、、とまでは言わずとも少し落ち着いて働いているか
社内でキラキラしているのは大抵が男性で、夜の会議もこなし、
ぜったいこうはなれませ~~ん
と感じました。
ちょっと無理な働き方をしてたんだな…と気づくことができたのでした。
転職/退職?:転職の選択に後悔はないけど働き方は少し後悔
現職は現職でも恵まれているとは思いつつ、
恵まれていると思い込んでいるだけ……?
とも思い整理をしてみることにしました。
- 現職も退職で迷う:微妙だと思い、マイペースに転職活動
- 転職と退職で迷う:ご縁があって内定を得るも、迷う
- 「後からでも辞められる、、やってから考えよう」でいったん転職
- 転職に後悔はないけど、働き方の選択には少し後悔
現職を続けるメリットも退職するメリットも微妙
整理してみると、このまま仕事を続けるメリットが、金銭面と社会的地位くらいだと感じ、仕事を辞めることを決意。
退職するメリットのうち、子供と向き合えるのは非常に大きい反面、デメリットも多いことに気が付き、現職を続けるメリットと退職のメリットの中間を探したい!!と思い転職に踏み切りました。
デメリットの働き方に理解のない会社に就職することや、転職の手間を回復すべく、働き方重視の視点で仕事を探し、ご縁をいただくことができました。働き方重視での仕事選びは本当に重要なので、よかったら私の体験も参考にしてくださいね。
片っ端からエージェントに登録すると、連絡だけで詰みます……
>>【働き方重視で厳選3選】頑張るワーママに|経験者がすすめる転職サイト
内定が出ても転職か退職か迷った
結果、働き方重視の軸で仕事を見つけることができ、大変ではありましたが、念願の「続ける」と「退職」の中間、かつ、やりがいもありそうな会社に内定をいただくことが出来ました。
ラッキーでしかない
そのくせ…内定はいただいたものの、退職した方がいいのかな?という気持ちもぬぐえず、悩みました。デメリットは回避したつもりですが、いざ!小1の壁を前に、事前に感じていたデメリット・メリットのバランスが崩れ不安に……
退職するか、転職するか散々悩んで私はやっぱり内定先にお世話になる道を選びました。踏み切れた理由は、働いているお母さん社員と面談の時間を設けていただき、不安を解消したこと
そして最後は、
どうせ辞めるなら、転職先で働いてみてからやめれてもよい!
(だって働きやすいと社長が言ったんだから)
と割り切れたためです。
そして・・今思うことは、働き方を見直していてよかった!ということです。気持ちに余裕を持って小学校生活を迎える事が出来ました。転職が答えとは限りませんが、私はこうして頭が整理されたことで前に進むことができ、楽しくやれています。
転職に後悔はないけど、働き方の選択には少し後悔
ただ、今振り返ると、もっと過剰に時間を確保するくらいでもよかった、と少し後悔しています。
小学生にはなってみないと分からないこともあります。息子は4月に一度道に迷ったのがトラウマになったのか、秋ごろまで一人で学校に行くことができず、付き添わないといけませんでした。時間は捻出しましたが余裕はなかった……
8:00-8:30拘束、電車は空くが……
一緒に登園してくれてありがとう
もう少し、柔軟な働き方を選択していてもよかったなと思います。
- フルタイムではなくて時短に戻してもよかった
- GW明けの仕事開始で交渉してもよかった
時短に戻すチャンスだった
ご縁をいただいた会社がフレックスタイム制だったのですが、通勤時間が短くなった分お仕事時間を確保できそうでした。
9:00-17:00の残業ナシの時短が希望です
それは時短じゃないです。無理なく働けるようにしてもらっていいから
それもそうだな、と思って決めたのですが、いっそ時短に戻してもよかったなと思います。
GW明けの仕事開始で交渉してもよかった
なんとなくキャリアが途切れるのが嫌だったので、早めの時期からの仕事開始としましたが、4月はもう少し落ち着いて時間を確保してもよかったなと感じました。
あっという間に子供は大きくなる。備えすぎくらいでちょうどよい
ここまで読んでいただきありがとうございました。
本当にあっという間に子供は大きくなってしまいます。
一瞬一瞬を大切にしたいなと思います。
皆様の未来も少しでも明るく楽しいものになりますように。