最近SDGsの言葉を目にする機会が増えましたが、産業と技術革新の基盤をつくろう、はご存知ない方も多いかもしれません。
日本では高評価で当たり前、海外ではまだまだ重要とされるこの項目。日本でも他人ごとではない事情もあります。世界と日本の事情と、個人で出来ることについて記しています。
SDGs9.産業と技術革新の基盤を作ろうー世界はまだまだ不十分

ピンとこないのもそのはず、私たちにとっては当たり前となってしまっており、実際この項目について日本は世界から高評価を得ています。
ぼんやりとした目標にも思えますが、”産業と技術革新の基盤を作る”ためには何が必要でしょうか?

インフラとは生活を支える基盤。水道・ガス・鉄道・など。
今はインターネットも含めて考えられます

日本では当たり前にあるものだから、課題として報道されることも少ないのですね
しかし、世界ではまだまだこれらの条件がそろっていません。

水や電気がなければ工場も作れませんし、技術革新したくてもそもそも環境がないことが課題と言えます。
だったらまずは環境を整えようということです。

先進国の人が開発するのと現地の人で開発するのでは視点も違う、雇用を産むことも持続可能
そもそも途上国では技術革新以前に、雨が降るだけで道路が使えなくなってしまったり生活に困るケースも多々あります。
SDGs最大の課題「貧困」にもつながるわけですが、人道的な意味だけでなく産業面からも整備を促進すべきだという目標になります。
日本ではインフラの老朽化が心配

電気も水道も交通も十分に整備されている日本ですが、自然災害には弱いなと感じます。
火山、地震、台風、日本は自然災害の多い国で、雨に関しては最近は地球温暖化の影響もあってか非常に増えている印象もありますね。

私の使う路線は雪ですぐに電車が止まります。
普段のちょっとした不便さならまぁしょうがないよねで済ませられるものですが、10年前の大震災時、誰もがインフラの重要性を実感したのではないでしょうか。

片道90分かけて通勤していたので、電車が止まって帰れなくなり、停電でも不安な思いをしました。家族は無事だったことが何よりで、より甚大な被害にあわれた方々には本当にお辛かったと思います。

原子力発電所の事故も不安でしたよね
災害時に一気に被害がでますが、背景にある心配が老朽化です。インフラの老朽化は日本だけでなく、多くの先進国にとっての課題だと指摘されています。
友人がトンネルの中に使う部品に関わる仕事をしているのですが、事情を知りすぎて、怖くてトンネルに通れなくなったと言います。
とにかく予算がなく、ひびがはいっても小さな補修を重ねているのだとか。
同様のことはトンネルだけでなく、水道菅やガス管、橋、様々な人命にかかわるインフラにも言えます。
国土交通省でも2018年から2033年における社会資本の老朽化の推移を予測しています。
(出典;国土交通省 インフラメンテナンス情報「社会資本の老朽化の現状と将来」より)

建設年数のたった建物が増えること自体は当たり前ではあるのですが、高度経済成長期に大量に建設したインフラ設備の老朽化が加速度的に増えると言われています。
一方で日本は少子高齢化社会でもあるので、この課題は私たちの子供世代に背負わせてしまうのか・・?

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とにかく国だけではお金がないそうなので、民間企業との連携、技術革新で解決につなげていくべき課題

ゼロからつくることより補修するほうが大変そう。地味だけどこういった課題に対する技術も必要ですね
これからの基盤、老朽化していく基盤…個人で出来ること

インフラは身の回りにあるので考えるきっかけが多くあるともいえます。
海外の課題に目をむけてみると出来ることもあります。
- 世界・日本のインフラについて学んでみる
- 技術力のある会社に興味をもち、応援したり投資をする
- 地震・水害等のボランティアに参加したり、募金をする

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SDGsは様々な要因が絡まりあうだけに理解が難しいけど、道しるべとしてはとても分かりやすいです。
このブログでも引き続き模索してゆく所存です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。