SDGs4.質の高い教育をみんなに 親として無視できないテーマ

世界共通の目標であるSDGsの4つ目の項目である「質の高い教育をみんなに」日本は世界から非常に高い評価を受けている項目。そして親としては興味をもたないことはない”教育”のテーマ
日本では本当に課題はないの?いやいや、”教育格差”て聞きますよね?自身の経験も踏まえつつ、全体の課題と実情についてゆるーくこのテーマを深堀りしてみたいとおもいます!
”教育格差”はSDGs最大の課題、貧困と密接に関わりがある
世界の教育
世界では字が読めないために危険にさらされたり、命の危険に関わることがあります。また賃金の低い仕事しかできないことも課題です。

選挙に行っても投票できない。
働き口も過酷な肉体労働になり、児童労働にもつながる
世界では5人に1人は学校に行けません。(でも小学校は90%以上整備されている)
さらに、男女間でも差があります。
その理由1つ目は貧困による家事労働等、2つ目は児童婚、3つ目は環境(女子トイレがない、生理用品が手に入らない、女子に教育は不要という偏見)といいます。

学校があっても働かなくてはいけなくて行けない子もいる
すべての人が初等教育を受けられるようにをSDGsの目標として掲げています。
正確な情報を知りたい方はユニセフのHPを!
日本の教育
しかし、日本ではここまで極端な課題はないですよね?

日本はSDGsに関して教育については高い評価を得ています
1つ目のテーマ、貧困でも世界は「絶対的貧困」日本は「相対的貧困」が課題になっているという話がありました。
そう、日本では相対的な教育格差が広がっているといえます。
最低限の教育は受けられるが、相対的に教育機会が均等になかったり、教育機会は均等にあっても結果的に選ぶ職業に親の所得や地域差が反映されてしまっています。
そして、さらにそれが貧困の格差を広げる・・・というループ。

(関連記事:「1.貧困をなくそう」日本は”相対的貧困”が結構深刻らしい)
また日本では、発展途上国とはまた別の理由で学校にいけない子もいます。
それは不登校やいじめ
中学生の10人に1人は不登校傾向と言われ、大きな社会問題となっています。
子供たちが安心して学校にいけるようであってほしいなと心から願っています。

きゅうしょくたのしみだなー
日本でも見えない男女格差もあります。

私も、大学受験で浪人すると言ったら「え、女の子なのに~?」と友達の親に驚かれました。

友達は「女の子は大学には行かなくていい」って言われたそうだし、本人もそう思っているみたい。
私の親は別に好きに進学しなさいと言ってくれたのでエンジニアという職につきましたが、家庭によってはここでも差がついてしまう。
教育機会の格差に対策はとられているものの、教育格差はそう簡単にはなくなっていないのが現状です。

たとえば奨学金制度は教育機会の格差は少なくしている
でも、そもそも進学するかどうか、となると地域や所得による差が出てしまう
ちなみに教育って学校教育の話だけではない
「教育」というと学校教育だけの話のようにも感じますが、そんなことありません。

たとえば子どもの食育。
大人だって生涯学習も大事だと言われます

私もこうしてSDGsの勉強をしています
↓ゲームだって学習という見方もできます。(関連記事:ゲームでSDGs?あつまれどうぶつの森から学べるSDGs観点7つ)
学童選びで教育格差を感じた!親たちの対策・・カギはデジタル教育?

学童探しをしていて感じた教育格差
私自身は、学童探しをしていて早くも教育格差を感じるシーンがありました。
小学校は午前で終わる日があったり、夕方も早く、フツーにサラリーマンとして働くためには子供を学童保育に預ける必要があります。
そこで出会った民間学童。宿題を見てくれるだけでなく、その生活力を育てるカリキュラムや面倒見のよさ、学校公設の学童とは大きな差を感じました。(公設の学童ももちろんありがたいのですが)親にとっては教育格差対策になるともいえる。
でも、民間学童めっちゃ高い。そして「障がいのあるお子様は見られません」。
片親が働かなければやっていけない→公設学童
働かなくてもやっていけるor共働きで余裕がある→家で勉強みるなり、民間学童や塾に行くなり多くの選択肢。

既に格差ははじまっている・・・
と感じたのでした。
でもお金を払っても子供にいい教育を受けさせたい、、というのはやっぱり親心。結局我が家も民間学童に申し込みをしたわけで、難しい問題だなと感じます。
デジタル教育はもっと進んでほしい
コロナウイルスによる学習の遅れによってもデジタル教育の普及はよく叫ばれますが、普及しない理由に”すべての家庭に平等になるように”という点があげられます。
しかし、世界の学校や私立の学校、新しいものを導入している人の間ではどんどんデジタル教育が普及します。

最近英語の勉強をアプリで始めたらすごく効率がよかった。

最近予備校の動画で、高校生物の内容の勉強をしているのですが、これが分かりやすくてとても楽しい
PCがない、などの課題はもちろん解決するべきですが、マニュアルでプリントを作っている先生方の苦労やより広がる格差を考えると、PCのない家庭にタブレットや回線を貸し出すなど、環境を整備する工夫が進んでほしいなと感じます。
デジタル教育って初期投資はかかるけど、その後はランニングコストはかからないですよね。そして、効率化した分、ぜひ先生の待遇改善にもあてていただきたいなと思います。

先生のいじめとか、残業とか、かなり過酷な労働環境らしい
「SDGs 4.質の高い教育をみんなに」に個人で出来ること

まずはこのテーマについて学習してみる
このテーマに興味があるのであればぜひ以下の書籍↓をお勧めします。かなりボリュームのある本ですが、心にずっしりと響く内容です。
また、教育格差についてもっと詳しく学びたい方には↓の書籍をお勧めします。
先生方や教育に関する取り組みを応援する
世界では教育格差是正のためのボランティア活動が多くあります。
また、日本では過酷だと言われる先生方の就労状況。彼らを支援している署名活動や発信もたくさんあります。
”いいね!”をするだけでも支援につながります。
ぜひ生涯学習する気持ちで
先述のように教育というとどうしても学校教育について考えがちですが、それだけではありません。
子育てだって最高の学習機会だし、サラリーマンをしていてもほんの少し余裕をつくって学習する機会を増やすと生活が豊かになります。

私もブログ・SDGsの勉強をはじめて世界が広がりました~