ホッとするコーヒー。我が家は私も夫も大好き。私はカフェインにそんなに強くないので2-3杯が限度です。だからこそおいしいコーヒーが飲みたい!

俺は何倍飲んでも寝る前でも平気!
でも、そんなコーヒーが世界から無くなるかもしれない、なんて話があることはご存じでしょうか。背景は過酷な生産環境と気候変動。
これらの社会課題については、寄付やESG投資という考え方もありますが、ちょっとお高くて嫌煙しがちな、フェアトレードコーヒーやスペシャルティコーヒーを選ぶことが実は大きなSDGs貢献になります。
そして背景を理解して飲めば、自己肯定感が上がる、というメリットがあります。
世界からコーヒーがなくなるらしい!?

コーヒーって価格差が大きいですよね。おいしいけど高かったり。。そんなコーヒーに詳しくなりたくて知った現実。世界からコーヒーがなくなるらしい・・
コーヒーを探していたら、世界からコーヒーがなくなるまえに [ ペトリ・レッパネン ]という書籍に出会いました。2019年出版のため、情報としても比較的新しいです。生々しい農園の実態等がわかりやすく記載されていて非常にショックを受けました。
「2050年にはアラビカ豆の栽培をしている80%の地域で栽培ができなくなる」
「2080年コーヒーは裕福な人たちが特別な時に飲む贅沢品となるかすでに絶滅」
と研究結果が出ているではありませんか。。。
絶滅!?

ショック!!コーヒー大好きなので困る!こんなにあふれているのになぜ、、、
理由は3つ。
- 過酷な生産環境
- 化学肥料による多様性喪失
- 地球温暖化による環境変化
理由1. 過酷な生産環境
生産者はコーヒーを作っているとも知らず、低い価格で買いたたかれているケースが多い。
こだわりも持てなければ、いい製品は作れません、そしてまた安く買われる。悪循環。

コーヒーで生計を立てている人は1億2500万人、この労働環境を整えることは大きな課題
理由2. 化学肥料による多様性喪失
大地にしみ込んだ化学肥料が害虫だけでなく、生物を殺してしまいます。
また、十分な情報を得られない生産者はメーカーの売り文句を鵜呑みしてしまう

いち技術者としては心が痛い。。。
理由3. 地球温暖化による環境変化
地球温暖化による異常気象で収穫量が大きく下がっています。

気温上昇、降水量減少により3/5の収穫量になっています
SDGsな観点でフェアトレードコーヒーなどの認証コーヒーがある

だからこそフェアトレードコーヒーなどの認証コーヒーが誕生しています。
昨今ではSDGsという言葉があらゆるところで聞かれるようになりましたが、フェアトレードコーヒーはまさにSDGsの課題そのもの。
SDGsが提唱されるよりも前からずっと着目されていました。

でも、、コーヒーの認証マークっていろいろ見ますよね。
そうそう、、、そこがややこしいポイント
フェアトレードコーヒー
日本ではあまりなじみがありませんが、一言でいうと発展途上国の生産者に適正な価格を払って購入しているという認証マークになります。

コーヒーはチェリーの収穫後、輸出、複雑な工程を経て私たちの手元に並びます。
高いコーヒーだからといって生産者にきちんと支払われているのか正直わからない、、を保証してくれるのがこのマーク。
ただあくまで最低限の保証をするものだから、
- マークがないからといって適切な価格が支払われていないわけではない
- マークがあるものはむしろ最低賃金しか支払われていない
- 認証費用は農家の負担

むずかしい・・確実に黒ではないけど真っ白ではない・・みたいな
スターバックスコーヒーや小川珈琲で対象の製品を購入することができるのだそう。

いわば認証コーヒーのさきがけ。
オーガニックコーヒー

オーガニック栽培というと、身体にいいのかな
それだけではありません。
化学肥料の台頭によって、微生物等が死に、長期的に続けると台地はやせ細り、木々は枯れ、動物も住めなくなってしまう
化学肥料が、農園のまわりの多様性を奪っています。

環境保護の観点でもオーガニックであることは重要なんですね。
イコールではありませんが、「シェードツリー(農園に木陰を作り出す木々)」の下で栽培されたオーガニック・コーヒーを認証しているバードフレンドコーヒーがあります。

この認証コーヒー豆が高価格で買い取られることで、生産農家を支えながら森林伐採を防止し、鳥たちたちの休息地を保全することを目的とした取り組みです。
農園全体の木々の面積や、在来種の木々の数なのど、厳しい条件が指定されています。
小川珈琲、KALDI、上島珈琲などで対象製品を購入することができます。

フェアトレードコーヒーより見つけやすいかも。
スペシャルティコーヒー
そしてスペシャルティコーヒー。(よくスペシャリティコーヒーと間違えられる)
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
(中略)
生産国から消費国にいたるコーヒー産業全体の永続的発展に寄与するものとし、スペシャルティコーヒーの要件として、サステナビリティとトレイサビリティの観念は重要なものと考える。
日本スペシャルティコーヒー協会HPより

要は、管理された品質のよい、コーヒーということ・・かな!?
品質のよいコーヒーを作るためにはおのずときちんと管理された農園で生産される必要があり、サステイナブルになる。
かなり厳しい基準ですが、ここには認証マーク等はなく、
- スペシャルティコーヒーと記載されている
- 値段は少し高め(100gあたり1000円程度)
- 産地や豆の情報が記載されている
といった情報から見極めるしかないようです。
おいしいコーヒーを飲むことがサステイナビリティにつながる
というのは素晴らしいこと。
特別な時だけでもそういったコーヒーを飲む!でもいいかもしれませんね。
我が家ではよく、伊東屋珈琲さんのコーヒーを飲んでいます。
もっと詳しく学ぶなら
本記事はすべて以下の公式サイトからの情報を参考にしています。よければ参考にしてくださいね。
- フェアトレードコーヒーについて:フェアトレードジャパン公式サイト
- スペシャルティコーヒーについて:日本スペシャルティコーヒー協会公式サイト
- バードフレンドリープログラムについて:フォレストパートナーシップの公式サイト
フェアトレードコーヒーを理解して選べば自己肯定感も上がる

安いコーヒーは安いだけじゃなくて、残念ながら環境を破壊している。。まずはチョット意識するだけでも大きく違います!
寄付やESG投資も確かに労働環境改善や環境保護につながりますが、スペシャリティコーヒーや、管理されたフェアトレードやスペシャルティコーヒーを購入することが直接サスティナビリティSDGsにつながります。
大事なことは続けられる事、楽しみながら持続可能な仕組みを作っていけること。
おいしいコーヒーを飲むなんて個人で続けるには最高のSDGs貢献ではないでしょうか。
そう思って飲むとおいしいコーヒーを飲みながら自己肯定感が上がります。
とはいえ・・

高すぎますよねーーーー(涙)
ここはなんとか、国の補助やらでうまくサポートしてほしいもの。
行政の皆様…サステナブルなコーヒーを安く買える仕組みを作ってくださーい!
自分で淹れてさらに気持ちよく
お店で買うと高い!ちょっと手間ですが自分で豆を選んで淹れることもお勧めです。さらに、コーヒーフィルターの使い捨てをやめたりミルを手動にするのも優雅な時間。自己肯定感も上がるのでオススメです!
SDGsをちょっと学んでみるだけでも立派な第一歩
ここまで読んでいただきありがとうございました。
SDGsは様々な要因が絡まりあうだけに理解が難しいけど、道しるべとしてはとても分かりやすいです。
このブログでも引き続き模索してゆく所存です。
皆様の毎日がおいしいコーヒーと共に優雅なものとなりますように!
ここまで読んでいただきありがとうございました。よかったら他の記事ものぞいていってくださいね。
心の余裕はSDGsの第一歩
>>タスカジ【作り置き】2年で50回以上…【自己肯定感】まで上昇!オススメ活用法
太陽光パネルのある生活>>ベランダにソーラーパネルは設置方法が重要!災害時の備えにも◎