日常でも仕事でも、本当に目にすることが多くなったSDGs なんだか集まる情報は企業サイドの話ばかりで、チョット怪しい!?でも大事そうだし、そろそろ小学生の子供に聞かれて恥をかきそう

習ったよ~
そして再認識しましたが、17って・・多い。。

信頼できるサイトの情報を参照することはとても大事
とは、言うものの、

難しすぎる!(特にお役所系のサイト)
この分からない~~~!をモチベーションに、子供に恥をかかないように、そしてちょっと未来に優しくなるべく、SDGsについてまとめてみました。
気軽に眺めていただき少しでもあなたの”とっかかり”になると幸いです。
- SDGs設定の背景には発展途上国向けのMDGsがある
- 17項目、気になるところから調べればOK
- SDGs17項目ってそれぞれのワンポイント
- 気軽に勉強方法出来る方法は??
- SDGs設定の背景にはMDGsの歴史がある
- 17項目ってそもそも何がある?身近な項目や日本の課題からチェック
- SDGs17項目のそれぞれのワンポイント+個人で出来る事まとめ
- 【SDGs1 貧困をなくそう】”相対的貧困”が深刻な日本
- 【SDGs2 飢餓をゼロに】私達にも影響大!もったいない精神で
- 【SDGs3すべての人に健康と福祉を】高評価日本の課題はメンタルと…歯?
- 【SDGs4 質の高い教育をみんなに】学童選びで感じた教育格差
- 【SDGs5 ジェンダー平等を実現】121/153位!働き方に影響大
- 【SDGs6 安全な水とトイレを世界中に】トイレも水の無駄もトップ国
- SDGs6 に個人で出来ること
- 【SDGs7 エネルギーをみんなにクリーンに】電力会社見直しにパネル購入
- 【SDGs8働きがいも経済成長も】先進国でも経済成長って必要?
- 【SDGs9産業と技術革新の基盤】身近にはインフラの老朽化危機
- 【SDGs10人や国の不平等をなくそう】長者番付はリアルモノポリー
- 【SDGs11住み続けられる街づくりを】小学生になると心配!?
- 【SDGs12つくる責任つかう責任】食品ロス削減、目指せ段ボール!?
- 【SDGs13気候変動に具体的な対策を】NASAの衝撃動画を見て!
- 【SDGs14 海の豊かさを守ろう】さかなクンにまなぶSDGs
- 【SDGs15陸の豊かさも守ろう】動物園から学ぶ、感染症の原因にも
- 【SDGs16平和と公正をすべての人に】ばいきんまんにも?本質がアニメに
- 【SDGs17パートナーシップ】目標達成しよう
- もう少し勉強してみようかな・・SDGsの勉強方法は資格、本、何がいい?
SDGs設定の背景にはMDGsの歴史がある

SDGs設定の背景はMDGs(ミレニアルディベロップメントゴール)という前目標からの継続、主導しているのは国連です。
MDGsでは発展途上国の課題にフォーカスしていましたが、それじゃダメだよね、ということで新しくSDGsが設定されました。MDGsでは8だった目標がSDGsでは17になっています。

極度の貧困や衛生面での解決、という意味では大成功とされるMDGsですが、国内での格差や男女間格差、CO2による温暖化上昇など課題が残り、SDGsの設定となりました。

なんか、まずいらしい。途上国だけの問題ではない。
「誰一人取り残さない」
17項目ってそもそも何がある?身近な項目や日本の課題からチェック

17も目標があると、どれが重要かなんてワカラナイ!ささっと調べるのは何からにしよう?となりますよね。オススメの順番は3つあります。
- 身近に感じる順から
- 日本の課題項目から
- 1から順番に
一覧を見て気になった項目のチェックまずはそれでOK!ちなみに私の身近度は★で示してみました。
私の場合はジェンダー平等(4)や気候変動(13)をきっかけに興味を持ち、そこから順番に調べました。
日本の達成項目/努力目標からチェックする
イマイチどれもピンとこない…ということであれば、「日本で努力目標とされている項目」あるいは「日本で達成できている項目」から見てみるのはいかがでしょうか。

目標1から順番にチェックする
1から順に調べてみるでもOK、SDGsは世界で決められた目標。世界で最も重要な項目が1番に来ています。
1番目は貧困。日本の常識と世界の常識が違うことも感じることができます。
SDGs17項目のそれぞれのワンポイント+個人で出来る事まとめ
とは言え17項目全部の理解には時間がかかるもの。それぞれのワンポイントをまとめてみました。
【SDGs1 貧困をなくそう】”相対的貧困”が深刻な日本

1番目、ということは設定する側からすれば最重要。

貧困には2つの貧困が語られます。特に日本では相対的貧困が課題。
世界でいわれる貧困=絶対的貧困、日本での主な貧困=相対的貧困

まずは、イメージされやすい方の貧困
極度の貧困1.25ドル(約135円)で暮らす人の撲滅することが目標となっています。
我々の豊かな暮らしが世界の貧困のもとに成り立ってしまっている、という点が恐ろしい。

最近ではウイグル地区の報道が記憶に新しいです。分かりやすい例
日本で言われる貧困は周りとくらべて貧しいということ。
所得の中央値の半分以下を相対的貧困といいます。どういうことかイメージ図を書いてみました。

※実際はこんなにシンプルな分布ではありません。
分布がある以上、相対的貧困はなくならないし、みんなでお金が増えても、グラフが右にずれるだけで、この青い面積は減りません。
減らすには格差を減らす必要があります。

相対的貧困=つまり格差のこと
日本では15.6%の人がこの水準(250万以下)で生活しています。

7人に1人が貧困ということ
SDGs1に個人でも出来ること
まずはこの貧困の課題があることを認識すること!が何より大事。
他にもこのような課題に対して活動している団体を応援してみるのも一つ。
貧困家庭への寄付や子ども食堂の活動なんかも活発に行われています。
難しいですが、社会的な活動の署名に参加したり、SNSにいいね!をするだけでも一つの意思表示になります!
もっと詳しく⇒>>【SDGs1 貧困をなくそう】”相対的貧困”が深刻な日本|個人で出来る事
【SDGs2 飢餓をゼロに】私達にも影響大!もったいない精神で

SDGsの2つ目の目標である「2.飢餓をゼロに」
われらの誇るべき”もったいない精神”で個人でも出来ることだってありますよ。

世界の飢餓者数は約8億人。(9人に一人)
世界の5歳未満の飢餓者数は5人に一人
日本の餓死者数は約20人程度
確かに日本で飢餓で亡くなる人は少ないですが、日本の行動が世界の飢餓を引き起こす要因になっています。
飢餓、というと食料が足りないのでは…と考えがちですが、

現在地球上の食料は全人類を十分まかなう量があると言われています!
食料は十分あるのに、どこかで捨てられているのも一つの原因です。
さて、アジアで一番食料を捨てている国…それは日本。世界でもワースト6。
日本は食料自給率が低いのに廃棄が多い。食料廃棄減と自給率アップが必要です。

「SDGs2.飢餓をゼロに」に個人で出来ること
消費期限と賞味期限を使い分ける
賞味期限は「おいしく食べられますよ」という基準であって、「もう食べられません」という意味ではありません。賞味期限を過ぎたからと言ってむやみに捨てないことも大きな貢献です。
普段捨てている部分を食べてみたり、スーパーでの見切り品を買うこともロスを減らすことにつながります。
最近は廃棄されるものをアプリで連絡して受け取りに行くシステムや、廃棄予定品を販売しているネットサイトも増えました。

もったいない精神がある~
また、自給率アップの観点でスマート農業の応援なんかも進めていきたいところです!
もっと詳しく⇒>>【SDGs2 飢餓をゼロに】私達にも影響大!もったいない精神で|個人でも出来ること
【SDGs3すべての人に健康と福祉を】高評価日本の課題はメンタルと…歯?


10%以上の子供が5歳を迎えることができない国もあります。
5秒に1人、世界のどこかで5歳以下の子供がなくなっているという計算に。
本来なら予防や治療できるはずの病気で人がなくなっているケースも多い。
例えば私たちが当たり前にしている手洗い。そんな簡単な事?と思うかもしれませんが、貧困や飢餓で苦しむ国々では水そのものも貴重で、その浸透・定着も難しかったりするのが実情です。
日本は健康保険制度が優れている!と高評価、メンタルと歯が課題?
さて、日本はこの「すべての人に健康と福祉を」のスコアは高いとされています

実は日本の健康保険制度は大変恵まれています
でも、でも、皆さんの実感としてはどうですか?
日本ではなんと5人に1人は生涯のうちにメンタル疾患にかかるといわれています。

一度なってしまうとなかなか完全にもとの生活に戻ることが難しい
そして、もう一つ人生の先輩方が後悔していることは何でしょうか?それはなんと「歯の定期健診を受ければよかった」

「SDGs3.すべての人に健康と福祉を」に個人で出来ること
まずはあなたが健康になりましょう!
自分が健康になることで、他人の健康にも気を配ることができるようになります。
ペットボトルのキャップやはがき回収を見かけたら出してみる
時々ペットボトルのキャップの回収をしているのを見かけませんでしょうか?
ユニセフと連携して大規模に活動している団体で「世界の子供にワクチンを」という活動でリサイクルに回した売り上げを寄付に回すというもの。
いつもいつもマイボトルを持ち歩けるとも限らないもの・・・リサイクルにも貢献できていいですね。
十分に元気なら、周りの疲れていそうな人に声をかけてあげてみてください。
でも、でも、あなたの健康が第一
もっと詳しく⇒【SDGs3すべての人に健康と福祉を】高評価日本の課題はメンタルと…歯?個人で出来ること
【SDGs4 質の高い教育をみんなに】学童選びで感じた教育格差

4つ目の項目である「質の高い教育をみんなに」日本は世界から非常に高い評価を受けている項目。そして親としては興味をもたないことはない”教育”のテーマ.
日本では本当に課題はないの?いやいや、”教育格差”は親としては無視できないテーマでもあります。
世界では大きな格差、日本では相対格差(貧困と同じ)に不登校
世界では小学校は90%以上整備されているにも関わらず、5人に1人は学校に行けません。
さらに、男女間でも差があります。
一方で日本では、相対的な教育格差が広がっている他、中学生の10人に1人は不登校傾向と言われ、大きな社会問題となっています。
ちなみに、「教育」といっても学校教育だけとは限りません。食育など家庭や地域の活動も関わります。
SDGs4に個人で出来ること
まずはこの課題に興味を持ち教育関係や先生方の発信に耳を傾けること。
学校の先生の労働環境は過酷。そういった実態を知り、「いいね」をする事も、小さな出来る事です。
自分自身も生涯学習できる気持ちで取り組めるといいですね。
もっと詳しく⇒>>【SDGs4 質の高い教育をみんなに】学童選びで感じた教育格差..個人で出来ること
【SDGs5 ジェンダー平等を実現】121/153位!働き方に影響大

ジェンダーとは性別と違って、男性と女性の社会的・文化的な役割の違いによって形成された性別のことを言います。
男女平等!と世の中で叫ばれるようになり、現実との歪みで悩まされる方も多いと思います。
それもそのはず、日本はこの項目の評価が極めて低く、課題とされているのです。
日本のジェンダーギャップ指数は121位/153位。経済損失や社会問題に

日本のジェンダーギャップ指数は低く、教育格差や、貧困、家庭内暴力などと密接に関わっています。働く母仲間、育児を頑張る父仲間でも悩んでいる友人が多くいる分野でもあります。
また、少子化の日本において経済損失も大きいとされます。

単純計算でも
男性100+女性0 << 男性が60+女性が60 << 男性75+女性50
子育ても男性目線が入った方が楽しいし、多様性が深まります。
SDGs4に個人で出来ること
まずは、ジェンダーギャップの課題を感情論ではなく正しく理解することが大切。
ただの”女性のわがまま”ではありません、社会問題。
もちろん男性らしい生き方や女性らしい生き方を選択することは否定されません。
育休をとっている男性も応援したいけど、夫婦で納得して母が家事育児に専念する、どちらも素敵。

問題なのは選択肢が少ないこと、これまでと違う生き方に偏見があること。
たとえば私は家事代行を使って楽をすることを選択していますが、偏見が全くないかというとそんなことはありません。
いろんな選択肢が生まれることを願っています。
もっと詳しく⇒>>【SDGs5 ジェンダー平等を実現】121/153位!働き方に影響大|個人で出来ること
【SDGs6 安全な水とトイレを世界中に】トイレも水の無駄もトップ国

もっと詳しく⇒>>【SDGs6 安全な水とトイレを世界中に】トイレも水の無駄もトップ国|個人で出来ること
2022年のニュースでは、パキスタンの洪水に、ヨーロッパの干ばつ、水が適度にあるということはその国で生活することにとって死活問題。

本当に地球のバランスはどうなっちゃったんだろう
日本は日常トイレや水で課題意識を感じることもなく過ごしていますよね。
しかし世界の3分の1の人が安全な水を飲むことができないと言われています。
残念ながら、水の無駄遣いは日本がトップクラス
水があるからこそ保たれている衛生でもありますが、実際に日本は水資源をふんだんにつかっていると言えます。

SDGs6 に個人で出来ること
昔から言われていることですが、水を無駄遣いしないことが大事、ということは本当に大事。

トイレの音を消すために水を流すのはよくないですね・・・
油を水に流さないことも大事です。水道に流してしまうと下水処理の手間がかかってしまい、結果水を無駄遣いすることになってしまいます。
日本で節約した水が世界に回るわけではありませんが、国内で別の用途に回すことができます。
間接的な水の無駄遣いを減らすためには、国産のものを使用するという観点も大事です。
もっと詳しく⇒>>【SDGs6 安全な水とトイレを世界中に】トイレも水の無駄もトップ国|個人で出来ること
【SDGs7 エネルギーをみんなにクリーンに】電力会社見直しにパネル購入

最近ニュースで耳にすることも増えました。
地球上では約1/10の人が電気を使えない生活をしていますが、日本でも自給率や再生エネルギーの分野では課題があります。
日本はエネルギーの自給率が低く、再エネが少ない、そして高い…


中東地域から原油を購入したり、石炭やLNGを海外から輸入したり
再エネ比率もまだまだ低い、という課題があります。

2016年より電力自由化により電力会社を自由に選べるようになりました。
価格ももちろんですが、自然エネルギーをを使った電力会社をセレクトできるように。
SDGs7に個人で出来ること
昔から省エネ省エネと言われてきました。ささいなモノではと思うけど、
家や個人店で扱う電力消費量は30%にも上ります。小さなことから出来ることがあります。
- 公共交通機関を使う
- 電気や冷暖房の無駄遣いを減らす
- クリーンな電力会社を選ぶ
- 太陽光パネルを使ってみる

我が家も2022年の夏からみんな電力に変更しました。
もっと詳しく⇒>>【SDGs7 エネルギーをみんなにクリーンに】電力会社見直しにパネル購入|個人で出来ること
【SDGs8働きがいも経済成長も】先進国でも経済成長って必要?


そもそも経済成長ってなぜ必要なの・・?
この問題、SDGsの中で一番両立が難しい項目といえるのではないでしょうか?
途上国と日本を含めた先進国に切り分けて考えてみると分かりやすいです。
途上国は経済成長、先進国は働きがいが必要
貧しい国では5歳から17歳の5人に1人が仕事につかざるを得ないと言われています。
日本をはじめとしたした先進国でも経済成長は必要
成長しないと貧しくなる人が増えていくから、少子高齢化社会を支えるために必要です。
企業を巻き込む!という観点でもこの項目は必須。
日本では働きがいも重要です。


日本はOECD36か国中21位労働生産性が低いと言われています。主要先進7か国では最下位です。

しんどいのに結果も出ないなんて・・・
SDGs8に個人でもできること
フェアトレードの製品を買うことも貧しい国の経済成長を支えます。
その安い製品は貧しい国の安い労働力によって作られている可能性も高いのです。

フェアトレードが最善とは限らないけど、見えない過程をある程度保証する制度となります。
寄付や、ESG投資をしてみることもまた、経済成長してほしい国を支える選択肢です。

E=Environment環境・S=Social社会・G=Governance企業統治
私もインデックス一本でしたが、最近ESG投資にチャレンジしています
長時間労働を減らすということは労働者のわがままではなく、社会的な課題と認識することも重要です。
もっと詳しく⇒>>【SDGs8働きがいも経済成長も】先進国でも経済成長って必要?|個人で出来ること
【SDGs9産業と技術革新の基盤】身近にはインフラの老朽化危機

産業と技術革新の基盤をつくろう、はご存知ない方も多いかもしれません。
海外ではまだまだ重要とされるこの項目。日本は非常に高い評価を得ています。
世界ではまだ不十分、日本でもインフラが不十分な点は課題

インフラとは生活を支える基盤。水道・ガス・鉄道・など。
今はインターネットも含めて考えられます
世界ではまだまだこれらの条件がそろっていません。

水や電気がなければ工場も作れませんし、技術革新したくてもそもそも環境がないことが課題。
だったらまずは環境を整えようということ。

先進国の人が開発するのと現地の人で開発するのでは視点も違う、雇用を産むことも持続可能
日本でも老朽化があります。
交通省でも2018年から2033年における社会資本の老朽化の推移を予測しています。

高度経済成長期に大量に建設したインフラ設備の老朽化が加速度的に増えると言われています。
一方で日本は少子高齢化社会でもあるので、この課題は私たちの子供世代に背負わせてしまうのか・・?

??
民間企業との連携、技術革新で解決につなげていくべき課題と言えます。
SDGs9に個人でも出来ること
インフラは身の回りにあるので考えるきっかけが多くあるともいえます。
海外の課題に目をむけてみると出来ることもあります。
- 世界・日本のインフラについて学んでみる
- 技術力のある会社に興味をもち、応援したり投資をする
- 地震・水害等のボランティアに参加したり、募金をする
もっと詳しく⇒>>【SDGs9産業と技術革新の基盤】身近にはインフラの老朽化危機|個人で出来ること
【SDGs10人や国の不平等をなくそう】長者番付はリアルモノポリー

2022年は、ウクライナー-ロシアでの戦争や総動員のニュースが世界中の人が震えました。一方で長者番付を見ていると想像もつかない金額これは一体どこの世界!?

不平等感じますよねぇ~~~!お金持ちになってみたい…

2022年ビリオネアランキングでは、
第1位は宇宙事業や電気自動車のイーロンマスク
第2位はAmazon 創始者のジェフ・ベゾス
第3位はルイ・ヴィトンのベルナール・アルノー
らしい
我が家では息子がモノポリーにハマって皆で遊んでいて、これがどうにもリアルに感じてならない。
世界の格差では1%の人が半数近くの富を持ち、日本でも相対的貧困は課題
下の図は世界的な投資銀行のレポートによる富の分布図です。
- 世界の1%の人が世界の富の43.4%を保有している
- 世界の53.6%の人が世界の富の1%しか保有していない

この格差に伴い紛争・戦争も増えます

戦争は国家間の争い・紛争は当事者同士の争い
多くは貧困・飢餓が原因ともなる
日本は、相対的貧困が深刻なため、不平等だと感じることも多くあります。

DVの問題などで家にいるのが辛くなってしまう方がいることは大きな社会問題であるといえます。
国を追われるレベルではありませんが、課題です。
もっと悲惨な海外、報道はあまりされませんが、母として心痛むのはあまり報道されないこども兵士。
ユニセフによると、まだ世界では兵士として働いているこどもがいるということ。

20万人以上の子供が武力として使われている報道もあります

小さなこどもを持つ身としては、平和な国に生まれたことに感謝するとともに、そのような子供たちに少しは何かしたいな..と思わされます。
SDGs10に個人で出来ること
フェアトレードや人権保護につながる製品を選ぶ!
フェアトレードとか素敵な理念の製品ってなんか・・高いですよね。それだけ多くの国の労働力や自然を搾取しているということ。
フェアトレードやスペシャルティコーヒーを選ぶことは、人道支援、環境保護につながります。
金持ちに声を届けるという選択肢もあります。
私の尊敬する人の1人ビル・ゲイツ氏。2022年ビリオネアアランキングでも第4位の彼は、確かに資産を持っていて、でもその資金をお金持ちだからこそできる事業にあてています。
SNSでこれらの活動にリアクションしたり、反対意見を述べたり、意見を言っている人にリアクションをしたり気軽に意思を示すことができます。
署名活動に参加するしたり、寄付をすることも意味があることです。
センセーショナルな話題に心が疲れないように、自分自身に余裕があることも必要ですよ。
もっと詳しく⇒>>【SDGs10人や国の不平等をなくそう】長者番付はリアルモノポリー|個人で出来ること
【SDGs11住み続けられる街づくりを】小学生になると心配!?

子育てをするようになって気になるトピックになりました。
日本はそもそも災害が多い国、子育てとは切っても切り離せない
世界に目を向けてみると、世界では約8億人がスラムの地域に住んでおり、環境汚染に関する法律も制定されていない国も多く、約9億人の人が汚染された大気を吸っているといわれます。

日本の人口6倍・・!
幸い、日本はそのような事情ではありませんが、島国ということもあり、災害が多い国、自然災害とは縁を切っても切れない関係にあります。
- 日本列島が4つのプレートによって、地震活動、火山活動が活発
- 山や谷が多く、河川の流程が短く急流
- 地域的にも(アジアモンスーン地域)、梅雨と台風の時期にしばしば集中豪雨が起きる
他にも都会に人口が偏っている(⇒教育格差)、治安の問題もあります。
家を買うとき、子供が小学校に入る時、これらの問題を初めて意識される人も多いのではないでしょうか。
SDGs11 個人で出来ること
- ハザードマップを調べて家族で災害について話しあう
- 近所の人と情報共有をしておく
- 選挙の時にどのような政策があるのか確認してみる
といったことが挙げられます。

避難訓練や防災の日をそのきっかけにするといいですね
選挙の1票は小さいかもしれませんが、1票もSNSで候補者を支援することも大事な積み重ねです。
もっと詳しく⇒>>【SDGs11住み続けられる街づくりを】小学生になると心配!?|個人で出来ること
【SDGs12つくる責任つかう責任】食品ロス削減、目指せ段ボール!?

SDGs12番目の目標は「つくる責任つかう責任」この項目は日本では重点的に取り組むべき項目として挙げられています。
日本の食品ロスは世界の食品援助の量を上回る
非常にショッキングなデータ。日本で捨てられる分が世界の食糧援助を上回る…

そして意外にも一般家庭から出ている廃棄量も約半数程度です。
世界の食料の総量は決まっているので、これは削減していかないと、世界の飢餓の問題は解決しないといえます。
また、衣料等でも同様の現象が起きていると考えられます。
個人の意識も大切ですが、社会の仕組みも非常に重要。例えば段ボールのリサイクル率は95%、持続可能な仕組みを社会で作っていくことが重要です。
SDGs12に出来ること
このSDGs12については、半分は「つくる責任」=企業だけど、半分は「つかう責任」=消費者、これまで見てきたように、個人で出来ることがたくさんあります。
- 賞味期限と消費期限を使い分け、捨てるものを減らす
- 食品ロスを取り扱う企業から購入してみる
- 食品トレイなど近所で回収しているリサイクル品を調べて出してみる
- 本や古着の回収に出してみる

もっと詳しく⇒>>【SDGs12つくる責任つかう責任】食品ロス削減、目指せ段ボール!?|個人で出来ること
【SDGs13気候変動に具体的な対策を】NASAの衝撃動画を見て!
本当にこれは心配。結構ビックリなグラフですが、加速度的に増えていることがよく分かりますよね。
CO2削減は今から対策が必須!再生エネルギーのポテンシャルに期待
このままだと2030年までに3℃上昇すると言われています。
既に温度は1℃上昇していて、目標は1.5℃の上昇にとどめること。

1.5℃上昇と2.0℃上昇では大きな差があると計算されています。
漁獲減少量が2倍
熱波の影響を受ける人が3倍
など。
この上昇を止めるためには、CO2排出を今から減らさねばなりません。
今は減るどころか増えている計算。
5年後から減らしはじめることはほぼ不可能。という状況です。

夏休みの宿題明日始めたらどうやっても絶対終わらない・・今日からやれば間に合うかもしれない。そんな感じ…?
再生エネルギーのポテンシャルにも期待したいところです。

SDGs13に個人で出来ること
- 温暖化に備え、ハザードマップ確認や備蓄の整備をしておく(「〇年に一度」の災害はもはやその頻度ではない)
- クリーンなエネルギーを使う(電力自由化で選べるようになりましたし、個人で発電も可能です)
- プラスチックなど石油由来の使い捨て製品の使用を減らす(捨てなければ問題ない)
- 基本の省エネ(熱中症など健康には要注意)
- 肉食を減らしてみる(畜産も大きな要因)
- 関連団体の支援をする(この分野は多くのNPO団体もあります)
といったことが挙げられます。
もっと詳しく⇒>>【SDGs13気候変動に具体的な対策を】NASAの衝撃動画を見て!|個人で出来る事
【SDGs14 海の豊かさを守ろう】さかなクンにまなぶSDGs
海のあるところへ旅行するのも好きだし魚も好きだから気になる。
SDGs14番目の目標は「海の豊かさを守ろう」、この最高な先生が・・我が家でも大人気のさかなクン!そんなさかなクンが訴えるメッセージは…
回転ずしも食べられなくなる…!? 海洋のゴミ問題、海の酸性化も問題
世界人口は急速に増えているのに、魚をはじめとした水産資源は減少。
乱獲も大きな問題ですし、海洋の酸性化にも一因と言われます。

CO2排出の影響でサンゴ礁の多くが絶滅に瀕しています。一度失われると戻らない…
本当はもっとたくさんの種類の魚がいるのに、名前がつかない魚はスーパーに並ばない。
当たり前に食べている回転ずし、近い将来根大幅値上げや見知らぬ魚が並ぶ日も来るかも…!?
また、海洋プラスチックの問題も重要です。

2050年には魚の量をゴミが上回るという予測もあります(重さの比較)
SDGs14に出来ること

- MSC認証マークの魚を買う(フィレオフィッシュにもついている)
- プラスチックの利用を減らし、極力リサイクルへ(放置されたゴミは海に流れ着く)
等が挙げられます。
もっと詳しく⇒>>【SDGs14 海の豊かさを守ろう】さかなクンにまなぶSDGs|個人でも出来ること
【SDGs15陸の豊かさも守ろう】動物園から学ぶ、感染症の原因にも
子供を連れてよく動物園に行くようになると…生物が減っているということを痛感します。

多くの動物に”絶滅危惧種”の記載が。動物園には希少動物の保護といった役割もあります
植物もしかり。

針葉樹の34%・哺乳類の25%・両生類の41%が絶滅の危機にさらされています。
絶滅には森林破壊、畜産・気候変動等が大きく関っています。
生物多様性が失われることで、資源化・砂漠化・感染症の原因となりうる
多様性が失われるとは、生態系が失われること。食物連鎖が崩れ、あらゆるバランスが崩れます。

よく出される例だと、森をすみかにしていた肉食動物がいなくなると、草食動物が増える。植物を食べすぎて土地が砂漠化してしまう
私たちは、科学技術を手に入れ、なんでも自分たちで作れると思いがちですが、その原料は元をただせばすべて地球上の資源、さらに人間は増えているのだからさらに資源不足に!?
さらに、温暖化や農薬の使用によって、多くの土地で砂漠化が進行。

コーヒーが飲めなくなる・・など指摘されています
そしてそして、話題のパンデミックの原因にも環境破壊があると指摘されています。

感染症の大半は動物由来です。
人間の開発活動や違法取引きで未知の動物との接点を増やしています。

コロナも十分恐怖・不自由を強いられましたが、より致死率の高い感染症が流行ったら…恐怖でしかありません…
SDGs15に個人でできること
- 規制を守る(海外に持ち出してはいけない動植物を持ち出さない)
- ペットはきちんと最後まで面倒を見る(ペットの放置が生態系を崩している例は多いです)
- 環境配慮型の製品を選ぶ

オーガニック食品を選んだり、間伐材を使った製品や、リサイクル品を選ぶことも資源を大切にすることにつながります。
等が挙げられます。
動物園や旅行で陸の豊かさに癒されながら、まず関心を持つということがとても大切です。
もっと詳しく⇒>>【SDGs15陸の豊かさも守ろう】動物園から学ぶ、感染症の原因にも|個人で出来ること
【SDGs16平和と公正をすべての人に】ばいきんまんにも?本質がアニメに

平和と公正、愛と勇気…

アンパンマーン!
と助けてもらいたいこの課題、紛争も戦争も絶えず、日本も他人事ではない課題です。
一見当たり前だけど難しい、他の課題も絡み合う平和と公正

たとえば、
暴力や虐待をなくす
すべての人に身分証明を
などが目標として挙げられています。
世界では4人に一人の子供が災害や紛争で不安定な地域にいると言われています。
日本だって歴史を振り返れば戦争だらけ。

目の前の日本では幸福度ランキングが低く、パワハラやDV、LGBTQなどの問題があります。
バイキンマンが町の人にいたずらをしてしまうのは「おなかすいた」、か「つまらない」、もしくは「ドキンちゃんに頼まれた」
ばいきんまんとドキンちゃんはなぜ空腹なのか?町での仕事と楽しみはある?宇宙人だけど身分証明書や選挙権はある?など小さな縮図がアンパンマンの世界にもあります。
平和と公正の解決のためには、貧困や飢餓をはじめ他の課題の解決も必須。
”当たり前”の項目ではありますが、他の課題とからみあい、難しい問題です。
他に、汚職や賄賂をなくす、という項目もあります。

ただのスキャンダルと捉えがちだけど、必要なところに必要なお金が回らない=公正じゃない。
SDGs16に出来ること
- 選挙に行く(候補者の発信に耳を傾けるだけでも)
- 署名活動をする(Change.orgなど簡単にインターネットでもできます)
- 寄付をする(信頼できるサイト選びは大事)
選挙は「誰に入れても変わらない」確かにそうかもしれないけど、行くだけでも意味があります。

どのような年代層が投票しているかで政策も変わります
投票率が低いと政治家に好き勝手させてしまうかもしれません
もっと詳しく⇒>>【SDGs16平和と公正をすべての人に】ばいきんまんにも?本質がアニメに|個人でできること
【SDGs17パートナーシップ】目標達成しよう

この項目はSDGsの前身にあるMDGsにはなかった大きな特徴!

抽象的ですが…この項目こそが肝だと思う
SDGsの壮大な目標は、1つの国や企業では、到底達しえないもの、大きなパートナーシップが日々報道されています。

国家間、技術間、会社間、官民の協力etcいろいろなパートナーシップが必要
大きなパートナーシップは企業同士や官民、NPOなど多様
企業同士のパートナーシップの例:
花王とライオンが手を組んでプラスチック容器の削減に向けて取り組むなど、競合関係にある会社同士が、協力して取り組むケースも増えています

一昔前だったら考えられないですよね
今後このような取り組みが増えていくことに期待。
官民学のパートナーシップの例:
職業柄、経済産業省などのプロジェクトに関わることが多いのですが、最近は脱炭素や環境問題を解決しそうな技術に対する投資が圧倒的に増えている!と感じます。

こうして開発された技術を国家間のパートナーシップにつなげてほしい
NPO主体のパートナーシップの例:
気候変動という一つのテーマにNPOが主導で個人や市民団体などが集まって活動しています。

いろんな立場の方のご意見があるとすごく説得力があります。
SDGs17に個人で出来ること;小さなパートナーシップはまさに私達1人ずつ
大きなパートナーシップの例を出しましたが、小さなパートナーシップは私達一人一人の活動そのもの。
友達で、家族で、インターネットで仲間を見つけてみる、SNSでいいね!をするだけでもまずは小さなパートナーシップです。
私の個人の活動!としては皆さんのブログの記事などを本記事で紹介させていただいています。
もっと詳しく⇒>>【SDGs17パートナーシップで目標達成しよう】仲間の活動を紹介|個人で出来ること
もう少し勉強してみようかな・・SDGsの勉強方法は資格、本、何がいい?

まずは本から始めて見ることがオススメ、その後資格試験も検討するとよいと思います。
個人的にはまずそもそも勉強しよう!という気にならなかったので、背景が理解できる本がオススメです。
関連記事>>世界の向かう方向は?私の人生を変えた…SDGsの背景が理解できる本
もうちょっと”SDGs”を学びたい方は本もたくさん出ています。個人的には子供と読めそうなこちらがオススメです。
関連記事>>SDGsの教科書?SDGsがとにかく分かりやすい本を1冊ぶなら
さらに勉強するなら資格試験をおススメします。結構種類があって、簡単に取れるだけ~のものから、がっつりアピールできるような資格まであります。
資格試験については別途まとめましたので参照いただけると嬉しいです。
関連記事>>【SDGs】関連の資格まとめ『難易度』『所要時間』『アピール度』『費用』何を重視?
- SDGs17項目、たくさんあるようで身近なものも多い
- 身近な順から学ぶ、日本の課題4項目から学ぶ、世界の課題を1から学ぶ、どれも◎
- 気軽に学ぶなら本・気合を入れて真面目に学ぶなら資格!
ここまで読んでいただきありがとうございました!